VW high up! 試乗レポート(4)

igoten

2016年03月10日 07:30

http://www.atzonline.com/Artikel/3/13771/Lightweight-Design-for-the-Lower-Price-Segment.html

「車で一番大切なのは、剛性である。」
と書くといったいそれは何だと叱られるかもしれない。
車からエンジンやトランスミッション、ラジエターと言った
物を全て取り除くと、あとはシャーシが残る。
人間でいうと背骨のようなものである。

通常シャーシは様々な鉄板を溶接したり、ねじ止めしたりして
造られる。
この上にエンジンが置かれサスペンションが取り付けられ、
他のすべての物が付けられる。

シャーシが弱いと走行が不安定になる。
さすがに今の時代走行が不安定になるほど弱いシャーシを
持った車と言うのは無いと思うのだが、車によってシャーシ
の強度が異なるのも事実である。

そしてこのシャーシの強さ、剛性の高さに関してはドイツ車は
抜きんでている。
この日本の軽自動車とほぼ同じサイズのup!で有るが、その
剛性の高さは見た目からは想像できない。

剛性を高くするには、材料を選択することが必要で、
単なる鋼板だけではなく超高張力鋼板なんかを強度計算を
しながら使うことが必要である。
それと意外と重要なのは溶接で、スポット溶接よりも、
ある程度長い距離を溶接する、レーザー溶接の方が
強い強度が出ると言われている。

車なんかの設計者は、自分の会社の車を見て設計の基本を
覚えるのだろうから、その会社の基本基調は受け継がれる。
ドイツは何でもかんでも頑丈に作る。
日本は問題が有ればそれを最新技術でカバーしようとする。
どちらが良いかは一概には言えないのだが、車はドイツ
デジカメやプリンターなんかは日本製が良いのではないかと
私は考えている。

up!の走りの評判が良いのは、先ずはこのシャーシの剛性の
高さから来ていると思われる。
要するに、物理的にこの車は丈夫なのである。

つづく...

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