ファンヒータ騒動記

igoten

2012年01月04日 08:00


我が家は裕福なので、ファンヒーターを外に置いて、
その前で靴を乾かすのだ。

31日の昼頃、女房が「ストーブが点火しない」と言った。
そのストーブは私が少し前に修理したもので、ちゃんと動作を
確認してあった。

「でも着かないのよ、黒い煙が出て消えてしまうの」と女房が言う。
変だなと私もやってみるが、そのファンヒータは運転スイッチを押すと
しばらくして、パチパチと言う点火の音とともに黒い煙をぼっと吐き出して
エラーになってしまう。

「これは正月の宿題だな」と言ってそのままにしておいた。
正月の2日、天気もあまりよくないし、行くところも無いので、そのストーブ
を引っ張り出して、分解し始めた。
そして分解組み立てを繰り返すこと5回、依然としてファンヒーターは点火しない。
夕方になってついにあきらめた。
しかし悔しい、正月から。

昨日、どうせ捨てるのなら徹底的に分解してやれと思い、
そのファンヒーターをばらばらに分解し始めた。
そして再び組立てて点火してみる、しかし結果は昨日と同じであった。
最後にそれでもと思って燃料ポンプを分解、ふと見るとポンプの先に
付いているはずのフィルターが無い。

これが燃料ポンプ。


左の矢印にあるべき右のフィルターが無い。

燃料タンクの中を覗いてみるとフィルターらしきものがあるが、それを
拾い上げようとしても何かが引っかかって上がってこないのである。
しかたなしに、給油タンクのフィルターを取って、その穴から燃料ポンプの
フィルターを取り出して驚いた、なんとフィルターの先に大きな
氷の塊がついているではないか。
しかも石油のタンクの中にたくさん氷の塊がある。

燃料の噴射が出来なかったのは石油タンクの中に溜まった水が
氷になって、フィルターの先に付いて、灯油がポンプで送ることが
出来なかったのである


下の穴から出なかったので、上の穴から出した。

ファンヒーターの取扱説明書には時々残った灯油を吸い上げて、
水抜きをするように書いてあるが、これほど水が溜まっていたとは驚いた。

この後すべての残った灯油をスポイトで吸い上げて、新しい
灯油に変えたら見事に点火しました。

そして外で試焚きをしているとき、女房が通りかかったので、
ファンヒーター治ったから」と言ったら、「執念!」と一言、
そして洗ったばかりの息子の靴をファンヒーターの前に置いて行った。
それが一番上の写真である。

新年会で酔っているために、文章が定まらない。

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