やがて悲しき ドイツ語
NHKのラジオ放送を聞いていたら、上の音楽が流れていた。
曲名は
「ワルツ」 。
勅使河原宏監督の映画『他人の顔』で前田美波里が歌っているんですね。
歌っている前田美波里の口元はドイツ語の下を巻くような発音をする時の
独特の口元に見える。
ドイツ語の最後のピタッと決まる発音は、ワルツに良く合いますね。
村上春樹のエッセイに「やがて悲しき外国語」と言うのが有りますが、
私も若い頃、ドイツ語ではさんざん悲しい目にあいました。
3年もドイツに居ながら殆どドイツ語を覚えなかったと言うのも、とても
悲しいのですが、当時は殆どドイツ語の良さを理解できなかったと言うのが
一番悲しい。
以前
ここ に書きましたが、
ドイツではドイツ人の若い美人の家庭教師にドイツ語を習っていました。
しかしドイツから他の国への出張が多く、授業が不定期になり、止めてしまったのです。
月謝を会社が払っていたので真剣みが足りなかったのかな。
その後はドイツが国の予算で外国人相手に行っていた、夜のドイツ語の授業
「フォルクス・ホッホ・シューレ」と言うのにに少し通いましたが、この授業の先生は全く
と言って良い程、英語が出来ず、何を教わっているのかわからずこれも
数回出席しただけで、止めてしまった。
この時習って唯一憶えている言葉は、
「マイネ・オート・イスト・カプート」(私の車は故障した)
(もしかしたら正確じゃないかもしれないが)
この言葉は車が路上で故障した時などに、何回も使ったな。
やがて悲しき外国語か・・・
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