一体我々は何日間彷徨(さまよ)って居たのだろうか。
そしてこの旅はいつまで続くのだろうか。
人々は一体どこに居るのだろうか。
山を超え川を渡り、幾つかの廃墟の町を通り過ぎた。
どこに居てもいつも危険はついて回った。
その度に我が友のジョンは私を助けてくれた。
ジョンは私より大きいゴールデンレトリバー犬だ。
もしジョンがいなければ多分私はここまで生き
残れなかっただろう。
廃墟の町では、誰も居ない街角で寝た。
山の中では岩陰で、森の中では木の下で寝た。
時々襲ってくる野生化した犬やその他の獣たちから
身を守りながら。
人間の作り出した文明はもろかった、人々が
居なくなると夜の町からは光が消え、
雑草が生い茂った。
町は常に静まり返っていたが、時々思い出したように
建物の崩れ落ちる音が響いた。
やがて町の中では食べ物を探すことが困難
なことに気がついた我々は昼間は街の中で人を探し、
夜は森や山で食べ物を探してそこで寝た。
とにかく人を探さなければならない、私は
その使命感に燃えていた。
明日はあの丘を越えて行こう。
そこには一体どんな街が我々を待っているのであろうか。
そしてそこには果たして人は居るのであろうか。
つづく...
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