携帯天国(2)
営業担当:「課長ソフトバンカー社製の携帯電話の
売行きが2か月で突然止まりました」
課長:「思った通りだな、しかし弱ったことにわが社の
携帯電話も全く売れないのだ」
営業担当:「何故なんでしょう、課長」
課長:「きみ、考えてもみたまえ、いったい何人の人間が
電話で本当のことだけを話すと思うのだね。
こちらの嘘が電話の相手に全て判ってしまうとしたら
誰が電話なぞかけようとするのかね」
営業担当:「しかし課長このままでは誰も携帯電話を使用しなく
なります。
そうなれば我社も壊滅的な打撃を受けることは
必至となります」
課長:「そうだな、これは相手も助けることになるが
仕方ないだろう。 あれを販売しよう」
営業担当:「あれですね」
間もなくNTTドッチモ社から『偽装声紋機能付き携帯電話』が
新しく販売された。
この携帯電話機は、しゃべる人の声を全く抑揚のないものに
変換してしまうもので、こうすると嘘発見器など全く
役に立たなくなった。
そしてこの携帯電話はあっという間に普及して、人はまた
前と同じように安心して携帯電話で話すことが出来るように
なりました。
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