笑の大学

igoten

2009年05月15日 07:48

笑の大学

三谷幸喜(脚本)
役所広司(出演者)
稲垣吾郎(出演者)
「BOOK」データベースより
昭和15年。日本に戦争の影が近づき、大衆娯楽の演劇にも検閲のメスが入っていた。 劇作家の椿一は、新しい台本の検閲のため、警視庁の取調室に出向く。 そこに待っていたのは、これまで心から笑ったことのない検閲官、向坂だった 。椿の新作を上演禁止にするため、向坂はありとあらゆる注文をつけるが 、椿は苦しみながらも、向坂の要求を逆手に取ってさらに笑える台本を作り上げていく。 こうして、2人の台本直しは、いつの間にか傑作の喜劇を生み出していくのだが…。

日本でもこんな上質な笑いの映画が出来るのかと感心するほど面白い。
建物や室内は結構凝ったものであるが、出演者は殆ど二人だけの映画である。
それもそのはず、これは舞台用の脚本を映画用に直したものなのだ。
稲垣五郎扮する真面目くさった喜劇作家の椿のニコリともしない演技がいい。
生まれてこの方笑ったことが無いという役所広司扮する検閲官との絡み、
話が進むにつれて、いったいどっちが喜劇作家でどっちが検閲官か
わからなくなる心憎いストーリー。
見ている方は三谷幸喜マジックに完全にはまってしまう。
最後に『金色夜叉』の名古屋版が出てきて、
「おみゃーさんは、お宮さんではにゃーかい。」
ここで爆笑となる。
最後は少し悲しい結末が....

こんな面白い映画でも興行収入はたった7.2億円、日本人には
上品なユーモアは難しいのか。


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