村上春樹の「やがて悲しき外国語」の記事を
書いていたら、プリンストン大を舞台にした
下の映画を思いだした。
「非協力ゲーム理論」と言う画期的な理論を打ちたてながら
統合失調症の奇行により母校プリンストン大学の教壇
を追われる天才的な数学者ジョン・ナッシュ。
その彼が、統合失調症と戦いながらノーベル賞を受賞
するまでを感動的に描いている。
実際の物語は彼の幻想と現実を行ったり
来たりしながら、サスペンス風に進んでいき、どんでん返し
等があり結構楽しめる。
一番感動する場面は
何年か後、教壇を追われたナッシュは、
妻のアリシアの献身的な介護と薬の助けにより
依然幻覚は見えるものの、どうにか教壇に復帰する。
そのナッシュの元に、ノーベル賞選考委員のキングが訪れる。
キングはナッシュをプリンストン大学内にある、教授
専用のレストランに誘う。
しかし、一度教壇を追われたという負い目のあるナッシュは
そのような名誉ある場所に踏み入れることをためらう。
キングに勧められてレストランに入りテーブルに座った
ナッシュの前に、プリンストン大学の教授たちが
次々に訪れて彼のテーブルに自分たちの万年筆を置いていく。
これはナッシュの功績を讃えた、教授たちの最大の敬意
で有った。
[題名] ビューティフル・マインド
主人公の天才数学者ジョン・ナッシュをオスカー俳優の
ラッセル・クロウがその妻アリシアをジェニファー・コネリー
が演じて、2002年アカデミー賞の作品賞・監督賞・助演女優賞
・脚本賞の4部門を受賞。
この教授たちが入れ替わり立ち代り来て、ナッシュの前に
彼らのペンを置くシーンであるが、一体どの様な意味があるか
アメリカのサイトのWikipediaで調べてみたら、
The pen ceremony tradition at Princeton shown
in the film is completely fictitious.
(映画の中で示されたプリンストン大の伝統的なペンの
儀式は完全にフィクションである。)
と書いてあった。
ちょっと残念であるがそれが映画である。