DNAメモリ

DNAメモリ

たしか星新一の短編小説だった気がするが、有る時遥かに人類
をしのぐ知的生物が地球に降りてきて、人類を裁判にかける。
容疑は、人間が地球を破壊し幾多の生物を絶滅に追い込んだ罪である。
有罪となると、人類は宇宙から絶滅させられる。
クジラやその他の生物が証言台に立ち、人類の極悪非道を訴え、
あわや有罪に成るという時に、名前も知らない嫌気性のバクテリア
か何かが証言に立ち、何とか人類を絶滅から救ってほしいと訴える...

驚いたことに、現在生物のDNAをメモリーの媒体として使おう
と言う研究が有る。
そしてそれに使われる生物は「枯草菌」と言うバクテリアだという。
『藁などの枯れた草(特にイネ科草本の枯死した茎葉が多く用いられる)
を水に浸けて煮沸すると、ほとんどの微生物はその熱によって死滅するが、
枯草菌の芽胞は高い耐熱性を持つため生き残る。』

今あるメモリーでも最大に保存できるのは100年位が限度である。
ありとあらゆる生物のDNAを暗号化して「枯草菌」のDNAに埋め込むと
数千年は記憶できる、現在の「ノアの方舟」が出来るかも知れない。


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2017年06月19日 Posted byigoten at 14:01 │Comments(4)その他

この記事へのコメント
先月半ばに枝豆を30穴に播いたのですが、2穴のみ発芽しただけで、他は2週間経っても音沙汰なしでした。連作はしていませんし、土壌に不具合があるとすれば、発芽した2穴の謎が解けません。そこで、これは量販店が、古い種子を販売したのではないかと疑い、新たな種子を、有効発芽期限をよくよく確認して購入し、播きました。その結果、目出度く全穴からすくすくと発芽してくれています。その際、種豆をつくづく眺め、こんなにカラカラに乾いた豆から、何んでなよなよした芽が出てくるのかと、今更ながら不思議でした。igoten氏のお話のように、そもそもDNAはメモリーですから、そこにデータを組み込み、取り出すときには「水、温度、酸素」を適宜に注いでやれば情報が開花するという、生物コンピューターもありうるだろうと思います。
なお、星新一のショートショートは、GHQによる東京裁判のパロディーでしょう。
Posted by 徒然man at 2017年06月21日 09:40
なんだかワクワクする話ですね♪

バクテリアと言ったら、Tクルーズの宇宙戦争という映画で、宇宙人から最終的に地球を救ったのは、昔から地球に存在したバクテリアだったっという結末がありましたよね?
最低な結末だって思ってましたが、あながちあり得ないことではなかったのかも(笑)

星新一、久しぶりに読みたくなりました!
Posted by ミロ at 2017年06月21日 11:15
徒然man さん
 我が家も都合3回枝豆を撒きました。
 一回目はポット植えした苗を移植したのですが、ちょっと早かったのか全て鳥が召し上がりました。
 2回目はじか撒きして、鳥除けの網をべた掛けしましたが、気がつくと、網の目の間からこれもまた鳥が双葉を全てお食べになりました。
 3度目の正直ですが、どうなることやら。
 
 DNAはあまりにも理想的なメモリーに近い為、誰かがメモリーとして
 作ったのではないかと言う説が有ります。当然宇宙人ですが。
 東京裁判の折日本を弁護したのはインドの判事でしたね。
 
ミロ さん
 トムクルーズのあれは、H・G・ウェルズ『宇宙戦争』の焼き直しで、ラジオ放送の時、オーソン・ウェルズが「宇宙人が攻めてきました」とやったら全米中がパニックになったという話が残っています。
 何の役にも立たない生物が人類を救うと言うのは、あながちSFの世界だけとは限らないようです。
Posted by igotenigoten at 2017年06月21日 15:56
この話私も内容だけ覚えていて、キーワードをいくつか入れたら、こちらにたどり着きました。でも、星新一にはそのようなショートショートは無く、いろいろネットで相談したら、小松左京の人類裁判では?という回答をいただきました。”環境を破壊しながら宇宙開発を進める人類に汎宇宙精神体連合により裁判が行われ、五十六億七千万年の島流しの刑が言い渡される。”という話とすれば、そうです。
Posted by アオゾラに雲ひとつ at 2021年07月02日 09:40
 
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