持てる者



今年はどうしたわけか、甘柿がたくさん生った。
採っても誰も食べないので、そのままにしてある。
我が家を縄張りにしているヒヨドリ君は勿論この柿は
自分の持ち物だと思っている。
そこで他のムクドリなんかが食べに来ると、鋭い声を発して
追い払う。
これは結構重労働なんだけど、自分の財産を守ろうと必死なのだ。
時として持てる者は持たざる者より忙しいものだ。
やがて大量の渡り鳥が来て、あれよあれよと見ている間に全ての
柿を食べつくして、どこかに飛び去ってしまうのである。
  

2015年12月19日 Posted by igoten at 17:11Comments(2)その他

ロボット展

昨日今話題の東京ビックサイトの『国際ロボット展』に行ってきました。



上の写真、「ヒューマノイド」と言うのだろうか、何か特別なことをするわけでは
ないのだが、人間そっくりのロボット。
ちょっと手が不自然なのが難ではあるが、顔はもう人間と区別がつきません。
「笑ったりもします」と、このロボットと並ぶと、どちらがロボットなのか
区別が難しいい姉さんが説明してくれました。
何故か人間がロボットのような感じになり、ロボットがどんどんと人間に似てくる。
さて、これから一体どのような世の中になるのか、皆目見当が付きません。



このロボットは「ターミネーター」に出てくるロボットに似ている。
災害時に人間が出来ない作業なんかをするようであるが、四つん這いで
進むことも考えているようだ。
まさか武器を持たせる実験なんかはしていないと思うのだが、こんな
ロボットが大活躍する時代が来ないことを望むのである。



これはサイバーダイン社の「ロボットスーツ HAL」と言う、足の機能が衰えた
人などがこれを身に着けて歩くことを考えただけで、歩けるようになるという。
「HAL」と言う名前は映画「2001年宇宙の旅」に出てくるコンピュータの名前と
同じである。
ちなみに映画の中のHALは何故か人間の意志に反した行動をとる。
実はこの展示会に行ったのはこのロボットスーツを実際に見たかったという
理由が半分くらい有った。
このほかロボットスーツはたくさんの出品が有り、腰だけを支えるものや、
足と腰を補助するものなどが有り、実際に貸し出しも始まっているようだ。

近い将来、朝、今日はちょっと会社に行きたくないなと思っていると、足が勝手に
動き、自動運転の車に乗り込み、気が付くと会社に居るなんてことが起こる
かも知れない。
まあその時は殆どの仕事はロボットがするようになるのだが。


このほか、会話するロボットや、案内嬢の役目をするロボットなど多数出展されていた。
高齢化社会でどんどん老人が増えていく中で、孤独な老人と話し相手になるロボットが
開発されている。
ちょっとぼけている人には、ロボットで十分だと考えているのだろうか、
とりあえず可愛くしておけと言う理由で、可愛く見えるロボットが
増えているのではと疑う。
しかしちょっとやりすぎの感もあり、これはもうおもちゃの世界である。
「まるで玩具のようだ」と言ったら、「これは玩具です」と言われた。

会場で玩具の販売もしていたのだ。
これは子供の来場者を意識したものであろうが、買っていたのは殆ど
中国人で、販売している人も中国語を話していた。
この玩具はたぶん中国製で、中国人がわざわざ日本に来て中国製の玩具を買う、
複雑な世の中になった。
中国人は子供のお土産に玩具を買っているのではなく、同じものを
造ろうとしているのではないかと思うのだが、真偽のほどは分からない。


その他ユニークなもので、パナソニックが「トマト収穫ロボット」なるものを
展示していたが、全く注目されていなかった。
私はトマト好きと言う理由で思わず足を止めて見ていたのだが。
そもそも車を掴んでぶんぶん振り回せるような大型のロボットなんかも出品されて
いる中で、「トマト収穫ロボット」と言うのはあまりにもマイナー、パナソニックは
家電メーカーなのでロボット展では殆ど腰が入っていない。

会場は人人人で、ロボット一台に婿100人と言った按配、昼食時には食堂に
長い列ができていた。
特にこのショーは中国人の見学者が多く、日本語より中国語の方が多く聞かれた。
なんで中国人はあんなに大声でしゃべるのだろうか。

  

2015年12月04日 Posted by igoten at 09:20Comments(2)