夏目の妻
題名を、「漱石の妻」としないで「夏目の妻」と
一ひねりしている。
漱石の奥さんは鏡子と言う。
このドラマも『漱石の思ひ出』(夏目鏡子述、松岡譲筆録)を
基にしたのであろう。
最後に、坊ちゃんに出てくるばあやのきよは私のことに違いないと鏡子は言う。
このドラマの作者は、それを言いたかったのだろう。
久々に面白いドラマをみたきがした。
しかし漱石がこれほど病的に偏狂な人間だとは思わなった。
たぶん「坊ちゃん」を最初に読んだからなのか。
あれではもう立派な「精神分裂病」であろう。
漱石が「躁鬱病」をイギリスでこじらせたことは有名で
あるが、行った場所も悪かったのだろう。
イギリスは、特にロンドンは気候も悪いし人も悪い。
イギリス人と友達になるなんて考えられない。
漱石がイタリアあたりに行ったとしたら、「吾輩は猫である」
などと言う小説は生まれなかったのかも知れない。
芥川といい太宰といい小説を書くということはたぶん相当に精神的には
良くないことなのだ。
子規はあれだけカリエスにやられながら精神的には平静を保っているように
思える。
俳句の方が精神的に安定するのかと思ったが、漱石も2,400を超える俳句を
読んでいたようである。
2016年10月18日 Posted by igoten at 16:38 │Comments(3) │読書
聞き耳
ベニアズマと言うサツマイモ。
水につけると赤い色が美しく映える。
今年はサツマイモが豊作である。
しかも味もなかなかのもので、近所におすそ分けしたら、
巨峰に化けて帰ってきた。
サツマイモは不思議な野菜である。
春に葉が3~4枚付いた茎を土に刺すだけで、秋には大きなイモが出来る。
九州では収穫の時イモを掘ってその茎を折り、後ろ手で土に刺すだけで、
次の収穫が可能となるらしい。
今まで今年ほど採れた年は無かった。
2/3の程のサツマイモが植えた時から1週間くらいで枯れてしまったのだ。
今年は作ることを止めようと思ったのだが、DIYに売れ残ったサツマイモの
茎が半額で売っていたので、枯れてもともとと思い植えたのだ。
植えた日にスーパーに買い物に行きどこかのおばさんが話していることが
耳に飛び込んできた。
「これから帰って、サツマイモに水をやらなくては」と言っていた。
「え!」っと思った。
私は今までマルチに穴を開けて植えていたので、水をやったことが無かった。
そこで、慌てて家に帰りたっぷりの水をやった、そして毎日水やりを。
するとどうだろう、今までは殆ど枯れてしまったサツマイモの茎は日ごとに
ピントしてきて新しい葉が出始めた。
こうなればしめたもので後は収穫を待つだけとなる。
2016年10月17日 Posted by igoten at 14:53 │Comments(0) │食事
風は吹かない
風は風でも「風に吹かれて」で「風の歌を聴け」では無かった。
その理由(わけ)は、
The answer, my friend, is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind
Yes, and…