珍客


スマホで撮ったつもりの写真が撮れていなかったので
wikiの写真を拝借

人生というのは突然何が起こるかわからないものである。
これを面白いと思う人と、怖いと思う人がいるけれど、
面白くて怖いことが起こった。

良く晴れた日の3時ころ、眠気をこらえて眼だけあいて書類を見て
いる私のところに会社の社員が来てこう言った。
「覆面パトカーの警官が来て建物から外に出ないように言っています」
まるでアメリカ映画みたいではないか。

突然眠気を破られた私は、「誰が何をしたんだ!」と叫んだ。
「イノシシが会社の敷地に入ったそうです」とその社員。
突然のことで状況が良く理解できない私。

とりあえず窓に近づいて外を見ると、全長1.5m位の丸々と太った
イノシシが息を荒らげて、わが社の庭を闊歩しているではないか。
「来たいのなら来てもいいが、アポイント位とったらどうだ、いきなり
来るなんてまるでイノシシのようではないか」と言おうとしたが、
よく考えたら相手はイノシシだった。

さてイノシシを追う警官であるが、イノシシを建物とフェンスの間に追い込んで、
じりじりと間を詰め、数人で一気に飛び掛かり足を縛り上げる作戦とみた。
しかし見ていると、壁とフェンスの間に追い込むまではその通りなのだが、
一向に間を詰めようとはせずにイノシシが近づいて来ると、音を出して、
反対方向に追いやっている。

おかしいなと思って話を聞いてみると、猟友会に連絡したので来るのを待っている
とのこと。
そんなこんなで10分位膠着状態が続き、警察の作戦が
功を奏しているように思えたのだが、
「どうもおかしい、このままでは牡丹鍋になってしまう」と考えたのか、
突然イノシシが走り出し、一方の警官の垣根を破って、1.5m程あるフェンスを
飛び超えて、住宅地の中をどこかに逃げて行ってしまった。

その後どうなったのかは、警察からもイノシシからも何の連絡もない。

  

2015年11月05日 Posted by igoten at 18:52Comments(4)その他

落花生の収穫


(収穫した落花生を洗って干したところ。
コーヒーは写真を撮るときにたまたま置いただけ。)

収穫時期が今一つはっきりしない落花生を収穫した。

昨年から落花生を作っている。
私の近所で落花生を作っている農家は全くないし、子供のころから
落花生が生えている所を見たことが無かった。

昨日落花生の栽培方法をネットで調べて驚いた。
落花生が土の中で実をつけることは、「地豆」と呼ばれていることから
うすうす分かっていたのだが、まさか花が落ちた後で、そこから枝が
延びて土に突き刺さりそこで結実するとは思ってもみなかった。

知らないということは恐ろしいことで、昨年はマルチを敷きそこに
落花生の豆を撒いた。
それでもある程度の収穫量が有り、美味しく食べたのだが、
落花生はマルチの上から突き刺さったのだろうか。

今年収穫した落花生の中で、大きくて形の良い豆を来年の為に食べずに残した。
来年はもっと上手に栽培するのだ。
野菜や果物を栽培するのは、PCでソフトウェアーを作成するのと同じくらい
楽しい。

  

2015年11月02日 Posted by igoten at 09:04Comments(6)食事