ジャガイモを植える
先週の水曜日に農協に注文しておいた種イモが来た。
「キタアカリ」 2kg
「メークイン」 2kg
「大白」 2kg
種イモは赤ん坊のこぶし位なので、1か所に1個
植えるのだが、2kgだとだいたい25個くら
になる。
いつ植えるのがBESTなのかよくわからないのだが、
今年は4月がめちゃくちゃ忙しいので、とりあえず
日曜日に種イモを植える。
草取りが大変なので、黒マルチを使うのだが、
マルチを敷いてから穴をあけて種イモを植える
方法と、種イモを植えてから、芽が出てきて
マルチが持ち上がったところに穴をあける方法と
2通りの方法がある。
毎年どちらが良いか迷ってしまうのだが、
今年は後者を選択した。
ぽかぽかと暖かい畑に座り込んで、ジャガイモの
種イモを一つまた一つと一定間隔に置いていくと、
頭がぼーっとして、ふと、そのまま、あちらに行きそうになる。
春だ。
2015年03月30日 Posted by igoten at 16:14 │Comments(2) │その他
飛行機事故
航空機事故というのは連鎖すると言われますが、
なんだか最近やけに航空機事故が多いですね。
バルセロナ - デュセルドルフ間というのは
私もその昔よく利用しました。
当時はまだジャーマン・ウィングなる格安の
飛行会社は無く、ルフトハンザでしたが。
それと直行便もそれほど多くなく、スイスのチューリッヒ
やパリで乗り換えたような気もします。
記憶は定かではありません。
格安のフライトというのは危ないんでしょうか。
ジャーマン・ウィングはルフトハンザの古い飛行機を使用していた
ようです。
昔は飛行機が古くなると、その飛行機は中東や中南米、
開発途上国に売られて、そこで運行されていましたが、
やはり事故は多かった気がします。
この飛行機はドイツ人が整備していたんでしょうか、
それともバルセロナのスペイン人が整備していたのか。
スペイン人というのは愉快な人たちなんで、一緒に酒を
飲むと楽しいのですが、彼らが整備した飛行機に
乗りたいとは思いません、スペイン人には失礼ですが。
2015年03月25日 Posted by igoten at 19:26 │Comments(2) │その他
イチゴ白書

天気予報を見たら、明日の朝松本地方は
-5℃になっていた。
波田はそれより2℃くらい寒いから、-7℃、
真冬並みの寒さとなる。
何を血迷ったか、この日曜日に花の咲いている
イチゴの苗を買ってきて植えた。
一応今日になって不織布はかけておいたが、
今朝の寒さで全滅した可能性がある。
農業は難しいな。
2015年03月24日 Posted by igoten at 20:32 │Comments(4) │その他
20年前の記憶
記憶というものは、手に握った砂のようなものである。
握った時は、確かな存在感はあるのだが、いつの間にか
砂は指の間からこぼれていき、やがて砂を握っていたという
証拠のかすかな残渣だけが残る。
しかしやがてそれも無くなっていくのである。
事の起こりは20年以上前、一台の黒塗りのベンツが
わが社本社前に横付けされて、中から白装束の人が
現れ、5,000万円位の特殊な音響用の機器を購入した
ことに始まる。
それから3か月ほどして、私の所にわが社のサービス部門から
電話があった。
納入した機械に関して、クレームらしきものが来ているので、
対処してほしいということであった。
通常私の所にはサービスの依頼は来ないのだが、クレームが
あった機械は、私が担当で開発したものであり、
発表されて間が無い為、サービス部門ではフォローしきれなかった
のである。
クライアントは富士宮に居て、私の会社から車で2時間半
位の所であった。
時は初夏、私は同僚と二人車で富士宮に向かった。
そして指定された建物に近づくと、ちょっと薄汚れた
白装束の人が何人か建物の前の道を走っていた。
その人たちは顔まですっぽりと白装束に包まれていたので、
男性であるか、女性であるかは判断できなかった。
建物の前に来ると、そこには「オーム真理教富士山総本部」
と書かれていた。
今考えると、我々はオーム真理教の「第1サティアン」
というところに来ていたのである。
門を入ると右側に鉄筋コンクリートの建物が有って、
建物正面の右側の一階の部屋の扉が開いていて、
覗くともなしに見ると、中に10人くらいの人がいて、
何かPCのマザーボードのような物に半田をしていた。
当時オウム真理教は手作りのPCを販売していた。
やがて我々は案内人に従って機械が設置されている
部屋に行くのであるが、その時どのようにして担当の人
を呼び出したのかは、記憶があいまいではっきりしない。
建物の真ん中に階段が有り、その階段にはオームの
信者とおぼしき人が何人かごろごろと昼寝をしていた。
我々が案内の人に続いてその階段を上がるときには、寝ている
信者を跨いで階段を上ることになり、先に上っていく
担当の人は時々振り返って我々を見たのだが、その時
少し恥ずかしそうな顔をしていたことを覚えている。
私の会社が納入した機械は、建物の二階か三階に
設置されていた。
機械が設置してあった部屋は、きれいに整理整頓が
なされていて、機械の各部には操作時の注意事項を
書いた紙が貼られていた。
担当の人は非常にジェントルで、機械に関する質問も
きちんと的を得た質問だった記憶がある。
話の内容から工学系高学歴であることが分かった。
クレームの原因は単純なもので、簡単に機械の取り扱い
上の注意事項を教えて、それだけで帰ってきた。
この何年後かにオーム真理教による、「松本サリン事件」と
「地下鉄サリン事件」が起きるのだが、この時点で我々が
それを知りえる術は無かったのである。
音楽産業は平和産業だと思っていたのだが、
自分の作った機械がオウム真理教に利用されたことは
無念であった。
タグ :オウム真理教
2015年03月20日 Posted by igoten at 21:09 │Comments(2) │その他
いつも旅の中

この旅行記は私には合わない。
読み始めて、途中で投げ出してしまった。
これはひどいと思ってアマゾンの書評を
見ると、星4つ半、ほぼ満点だった。
私に合わないだけなのかな。
下の文章を読んでいただきたい。
『黒かった東の空が、ゆっくりと紺にかわり、
やがて水を流し込んだように淡いブルーに
変化する。
そうして、すっとナイフで切り込みを入れた
みたいに橙色が走り、それが徐々にふくらみ
はじめる。
どろどろの火の玉みたいな太陽が、人差し指の
第一関節くらい姿を現しただけで、温度は急激に
やわらかくなる。』
「角田光代ーいつも旅の中」
この文章から私にはそこに書かれた情景が見えてこない。
「黒」「紺」「淡いブルー」の変化の関連性が
今一つはっきりしない。
紺の中に水を流し込んでも、淡いブルーにならない。
紺は紫がかった濃い青色だ。
「すっとナイフで切り込みを入れたみたいに橙色が走り」
なぜ「みたいに」などという語句を使うのだろうか。
「すっとナイフで切り込みを入れたように橙色が走り」
の方がはるかに座りが良い。
「どろどろの火の玉みたいな太陽が、人差し指の
第一関節くらい姿を現しただけで」
火の玉と言われると丸いものを想像するが、
人差し指の第一関節は丸くなく違和感を覚える。
「温度は急激にやわらかくなる」
温度がやわらかくなりとはいったいなんだろうか。
温度とは実態や形のないものである。
「それまでひんやりと硬かった朝の空気が、
急激にやわらいだ」とかなんとか書きようが
有る気がする。
以下の文章を読んでいただきたい。
『カラデニズートルコ語で文字通り「黒い海」である。
エーゲ海が「白い海」と呼ばれるのとは対照的に、
黒海はあくまでも「黒い海」なのだ。
なぜ黒い海と呼ばれるかは、実際に行ってみればわかる。
それはあらゆる意味で黒い海なのだ。
そこには鮮やかに降り注ぐ地中海の陽光はない。
僕らが訪れたのはまだ九月の半ばだったが、既に秋の
光が満ちている。
美しく、くっきり澄んでいるが、サングラスを必要と
しない静かな光だった。
光だけではなく、海そのものも穏やかで静かだった。
波もなく、海というより巨大な湖のように見えた。
海岸には水が音もなく、ひたひたと寄せている。
遠くを漁船が通り過ぎると、ふと思い出したように
やわらかく海面が揺れる。
そしてやがてまたそれはぴたりと静まりかえる。』
「村上春樹 - 雨天炎天」 より
村上春樹の文章には全くの曖昧さはなく、目を閉じると
その光景が浮かんでくるようだ。
2015年03月18日 Posted by igoten at 08:12 │Comments(4) │読書
福寿草
福寿草が咲いている。
朝、ハトのボーボーという鳴き声で目が覚める。
春だなーと思うと居ても立っても居られない。
まだ早いことはわかっていても、我慢が出来ない。
畑を起こして、リーフレタス、春まきホウレンソウ、
小松菜、二十日大根を撒いてしまった。
2015年03月15日 Posted by igoten at 17:25 │Comments(2) │その他
孤独感
どこかのお寺に書いてあるという言葉を見て笑った。
1人でいると孤独感
2人でいると劣等感
3人でいると疎外感
マザー・テレサの言葉だそうですが、
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
この最後の
「性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」
というのはいったいどのような意味だろうか。
いくら考えてもわからない。
2015年03月12日 Posted by igoten at 18:50 │Comments(4) │その他
アンダーグラウンド
オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から既に
20年が経過しようとしている。
そしてこの事件は既に風化して、人々から忘れられようとしている。
アマゾンのこの本の内容紹介によると、
『1995年3月20日の朝、東京の地下でほんとうに何が
起こったのか。
同年1月の阪神大震災につづいて日本中を震撼させたオウム
真理教団による地下鉄サリン事件。
この事件を境に日本人はどこへ行こうとしているのか、
62人の関係者にインタビューを重ね、
村上春樹が真相に迫るノンフィクション書き下ろし。』
となっているが、この本を読んでみても地下鉄サリン事件の
真相がわかるわけではない。
すなわち62人の関係者は殆どが被害者であり、
被害者にインタビューしてみても、事件の真相は
分からないと思うのだ。
この本のタイトルの「アンダーグラウンド」は「地下」
という意味で、「地下鉄」という意味ではない。
たぶんこれは人間の持つ暗い闇の部分を象徴しているのだろう。
本の題名からしても、村上春樹はこの事件の真相を解明しようとして
この本を書いた訳では無いと思われる。
けだし、村上春樹と言う作家はノンフィクションという分野は
もっとも不得意とする分野のように思える。
なぜなら彼の旅行記「遠い太鼓」「雨天炎天」など
を読むと分かるのだが、彼の視点は滞在先の景色や
人々などを直視して書くというのではなく、
少し視点をずらして書くという手法をとるからだ。
しかしこの本の膨大なインタビューを読んでいると、
たぶん村上春樹が書きたかった、地下鉄サリン事件の
持つ深い闇に部分が緩い恐怖とともに湧き上がってくる。
2015年03月11日 Posted by igoten at 09:44 │Comments(2) │読書
きぬさや♪
小雨の降る中”きぬさや”に支柱を立てている。
いつもならもっと暖かくなってからの作業なのだが、
今年は3月下中から4月にかけて会社の引っ越しを
行う計画があるので、忙しくて休みが取れない
かもしれないのだ。
きぬさやはしいたけと一緒の煮物が美味しい。
卵とじも。
それとアスパラと一緒のおひたしがこれまた
何ともたまらない。
春は近い。
2015年03月07日 Posted by igoten at 16:09 │Comments(2) │食事
花粉症対策

昨日、新宿駅からあずさに乗ろうとしていたら、若い男女二人が、
マスクをして前に並んでいた。
そのマスクはちょっと黒っぽい活性炭入りのマスクで、
日本でも売っているのだが、人前ではあまりしないようです。
案の定二人は中国語を話していました。
花粉症の季節で、人目なんか構ってはいられないという人
も多いと思われるが、活性炭入りのマスクってのは、花粉症
予防に普通のマスクより効果があるのでしょうか。
それともPM21対策なのでしょうか。
2008年にNHKで「病の起原」
「アレルギー~2億年目の免疫異変~」
という番組がありました。
私は偶然観ていたのですが、そこには驚くべき映像が映っていました。
場所はドイツで、1歳くらいの乳幼児を牛舎で遊ばせているのです。
世界一清潔好きと言っても過言ではないドイツ人が、なぜ?
以下NHKのサイトからの引用です。
『花粉症・ぜんそくなどのアレルギー。20世紀後半、
先進国で激増。花粉症だけで3800万人もの日本人が患う病となった。
急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と考えられてきたが、
意外な原因があることがわかってきた。
南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、
「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、
それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを発症していなかった。
エンドトキシンは乳幼児期に曝露が少ないと、
免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になる。
農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。
糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを生んだとも言える。
ヒトの免疫システムが完成したのは2億年前。
ほ乳類にはは虫類のようなウロコや固い皮膚がなく、
外敵の攻撃を受けやすかった。しかし新しい免疫システムを
獲得したほ乳類は、IgEと呼ばれる免疫物質によって
外敵を撃退できるようになっていた。
細菌やウイルスなどに対する強力な武器、免疫システム。
今何故ヒトに襲いかかるようになったのか、
ほ哺乳類誕生時に起源をさかのぼり、アレルギー急増の謎に迫る。』
一言でいうと、人間の免疫システムは現代のようなこんなにも
クリーンな環境を想定していませんでした。
従って子供の頃に十分な細菌に触れることが無い場合が多く、
細菌と花粉の区別がつかず、IgEが
花粉を細菌と間違って攻撃をするのです。
言い換えると子供のころにきれいな環境に育った子ほど、花粉症に
なり易いというのです。
人は子供に帰れませんから、花粉症の人は、もう手遅れで手の施し
ようがないのですが、捨てる神あれば拾う神ありで、人の体内に
住み着く細菌や虫の中で、このIgEの働きを阻害してくれるものが
あります。
近年発見されたピロリ菌はその一つで、この菌に感染している人は
花粉症になりにくいというデータがあります。
しかしピロリ菌は胃がんの犯人だと言われていますので、花粉症か
胃がんかの選択になってしまいます。
胃がんが嫌な人は回虫を体内で飼うという選択肢もあるようです。
回虫は適度に栄養を吸収してくれるので、肥満の予防にもなり、
願ったりかなったりのようですが、回虫の方にも選ぶ権利があり
なかなか体内に居ついてくれないようです。
http://www.j-n.co.jp/kyouiku/link/michi/23/no23_3.html
回虫を飲み込んでもすぐに出てしまう人のことを
「虫の好かない人」と呼ぶそうで、こういう人はもうどうしようも
ありません。
試してみたい人はいると思いますが、一体どこで回虫が手に
入るのでしょか。
少なくても、ペットショップには置いてないようです。