携帯天国(1)

SFの中には現実すれすれと思われるような話もある。
技術者:「主任、懸案の携帯電話の開発が完了しました」
主任:「そうか完成したか、さっそく見てみよう。
なるほどこれがその携帯電話かね?」
技術者:「はい主任、この横に付いているインジケーターで
相手が話していることが本当か嘘か判別出来るように
なっています。
たとえば一番下のグリーンのLEDが点灯している時は
話の内容は真実です。
黄色の時は半分は嘘ですね」
主任: 「なるほど、インジケーターが赤になった時は相手の
話は真っ赤な嘘と言うことだな」
技術者:「そのとおりです主任」
主任:「それでこの嘘発見器の原理はどのように
なっているのだね」
技術者:「はい、人間の声を分析していて気が付いたのですが、
人が嘘をつく時はその声に独特の声紋が現れます、
この携帯電話は相手の話声からその特徴ある声紋
を見つけ出して表示するのです」
主任:「なるほど、それは素晴らしい、これがあれば振り込め詐欺
などは全く無くなってしまうわけだな、さっそくこれを
商品化して売り出そう。
これでわが社の携帯電話の市場占有率は飛躍的に
高まることは間違いないな。
君の2階級特進を上申しておこう」
技術者:「ありがとうございます主任」
ソフトバンカー社はこの嘘発見器付き携帯電話を
華々しいコマーシャルとともに売り出したのである。
そしてこの新製品は爆発的な販売数を記録したのであるが
しかし.....
2009年09月30日 Posted by igoten at 07:10 │Comments(2) │SF
そこまで食うか!
すざましき破壊力 |
![]() |
タイトル | |
文人悪食 | ||
著作 | ||
嵐山 光三郎 | ||
カスタマーレビュー ★★★★(4.5) | ||
内容(「BOOK」データベースより)
「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。
鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。
鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、
こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり
、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、
それは作品そのものと深く結びついている。
鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。
鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、
こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり
、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、
それは作品そのものと深く結びついている。
いやあ、大変な本に巡り合ってしまった。
著者の嵐山 光三郎は編集者であり、様々な作家の
裏側には精通している。
この嵐山 光三郎が食を通して、三十七人もの文士の
裏側をぶちまけたのがこの本である。
正岡子規、石川啄木、菊池寛、岡本かのこ、
内田百閒、梶井基次郎、山本周五郎、
太宰治.....
今まで私が持っていた有名作家のイメージが、
ガラガラと音をたてて崩れ去った。
私の尊敬していた作家の何人かが完膚なきまでに
ただきつぶされ、ショックのあまり食事が喉を
通らなかった。(笑)
例えば正岡子規であるが、
『正岡子規はもともと食い意地がはった男であった。
学生時代から友人にたかって食う術にたけている。
天才特有の傲慢があり、他人がおごるのは
当然だという無頓着さだ。』 で始まる。
そして
『三度の食事間食と服薬とカリエス患部の包帯の
交換の繰り返しの中で、子規は、食い過ぎては
吐き、大食のため腹が痛むのに苦悶し、歯ぐき
の膿を押し出してまた食い、便を山のように
出す。
...
長塚節が送ってよこした三羽の鴫(しぎ)を翌日の
昼食に焼かせて三羽とも一人で食い、粥三わん、
梨、葡萄もあわせて食い、間食に牛乳一合、
菓子パン大小数個、塩煎餅、夕食に与平寿司
二つ三つ、粥二椀、まぐろさしみ、煮茄子、
なら漬、葡萄をたいらげて、さらに林檎二切、
飴湯を飲んだ。
鴫が届いたときは、
寂しさの三羽減りけり鴫の秋
と詠んでみせる。』
とある。
石川啄木は
『少年時代の石川啄木がどれほどわがままで
自分本位の性格であったかは、啄木の妹三浦光子
の回想「悲しき兄啄木」に詳しい。』
で始まる。
そしてすざましい内容が書かれている。
そしてあの太宰治も........
更に、私が敬愛してやまない山本周五郎、
内田百閒までもが....
この本はまるで悪夢なのである。
[追伸]
昨日アクセスカウンターが誤動作していまして、
『訪問』アクセスが普段の5倍でした。
その結果私の興味がない『ランキングが』上がって
しまいまい「ごめんなさい」。
と、言っても私が悪いわけではありませんが。
なぜだろう?
著者の嵐山 光三郎は編集者であり、様々な作家の
裏側には精通している。
この嵐山 光三郎が食を通して、三十七人もの文士の
裏側をぶちまけたのがこの本である。
正岡子規、石川啄木、菊池寛、岡本かのこ、
内田百閒、梶井基次郎、山本周五郎、
太宰治.....
今まで私が持っていた有名作家のイメージが、
ガラガラと音をたてて崩れ去った。
私の尊敬していた作家の何人かが完膚なきまでに
ただきつぶされ、ショックのあまり食事が喉を
通らなかった。(笑)
例えば正岡子規であるが、
『正岡子規はもともと食い意地がはった男であった。
学生時代から友人にたかって食う術にたけている。
天才特有の傲慢があり、他人がおごるのは
当然だという無頓着さだ。』 で始まる。
そして
『三度の食事間食と服薬とカリエス患部の包帯の
交換の繰り返しの中で、子規は、食い過ぎては
吐き、大食のため腹が痛むのに苦悶し、歯ぐき
の膿を押し出してまた食い、便を山のように
出す。
...
長塚節が送ってよこした三羽の鴫(しぎ)を翌日の
昼食に焼かせて三羽とも一人で食い、粥三わん、
梨、葡萄もあわせて食い、間食に牛乳一合、
菓子パン大小数個、塩煎餅、夕食に与平寿司
二つ三つ、粥二椀、まぐろさしみ、煮茄子、
なら漬、葡萄をたいらげて、さらに林檎二切、
飴湯を飲んだ。
鴫が届いたときは、
寂しさの三羽減りけり鴫の秋
と詠んでみせる。』
とある。
石川啄木は
『少年時代の石川啄木がどれほどわがままで
自分本位の性格であったかは、啄木の妹三浦光子
の回想「悲しき兄啄木」に詳しい。』
で始まる。
そしてすざましい内容が書かれている。
そしてあの太宰治も........
更に、私が敬愛してやまない山本周五郎、
内田百閒までもが....
この本はまるで悪夢なのである。
[追伸]
昨日アクセスカウンターが誤動作していまして、
『訪問』アクセスが普段の5倍でした。
その結果私の興味がない『ランキングが』上がって
しまいまい「ごめんなさい」。
と、言っても私が悪いわけではありませんが。
なぜだろう?
2009年09月29日 Posted by igoten at 07:17 │Comments(2) │読書
ネコたちのレクイエム2

次の日の夕飯の時母が「猫はどこかに引っ越したらしい。」
と言った。
どうも私が竹の棒で突っついたりした事が気に入らなかったらしく、
親猫が子猫を連れて引っ越したのである。
これでひとまず安心かなと私は思った。
それから数日して私が会社から帰って風呂に入っていると
、風呂の出窓の上の方で何やらごそごそ音がする。
鼠かなと思ったが、鼠にしては音が重い。
何だろうと思っているうちに「猫だ!」と、はたと思いついた。
私はあわてて風呂から出ると、懐中電灯を片手に梯子を立てて
それに乗って風呂の出窓の上を覗いてみた。
風呂の出窓の上は箪笥の引き出しを2つ縦に並べた様に
なっていて、片方に猫が入れる位の穴が開いていた。
良くこんな所を見つけてものである。早速懐中電灯で照らして
その中を覗いてみた。
あいにく懐中電灯の電池が無くなりかけており、全体を明るく
照らし出さない。
しばらくしてほの暗い光に目が慣れると穴の中が薄ぼんやりと
見えてきた、しかし猫らしきものは見えない。
「おかしいな」と思いながらそれでも今にも消えそうな懐中電灯で
更に穴の中を照らすと、一番奥の下の方に、小さく光る目が
幾つか在って、こちらを看ているではないか。
「あ!居た。」と叫んで私は懐中電灯を手の平でとんとん叩きながら
穴の中を照らした。
こうすると一時的に懐中電灯は明るくなる。
懐中電灯で照らされた光る目は確かにこちらを視ているのだが、
どうした訳かどの目も微動だにしない。
試しに出窓の屋根を子猫が居ると思われる辺りをトントンと下から
突付いてみたが、やはり目は動かなかった。
その日は遅かったのでそれ以上は何もしなかった。
2009年09月28日 Posted by igoten at 07:28 │Comments(2) │ネコたちのレクイエム
だまし絵
『八ッ場ダム』と言うのは結局これでしょ。

反対派と賛成派がいたんでは、いくら住民の声を
聞いても結論は出ませんね。
なぜなら双方とも一歩も引かない構えであるから。
「もともとの国の方針が誤っていたのだから、
修正して当然」
という意見と
「間違っていても国の約束は約束だ」
という意見はどちらも正しくてそしてどっちも
間違っている。
いくら議論をしても平行線のままだ。
だから選挙をして国民に選択を問うたのでは。
そして民主党はマニュフェストを掲げて選挙に
勝ったのだから、国民の同意は得たと考えて、
粛々と進めれば良いのだと思う。
しかし石原新太郎も供出した金を返せなどと
せこいことを言うね。
新銀行東京で1千億円以上の損失を出して国に
泣きついた者の言うことかな。
一番醜いのはマスコミだな、選挙前は無駄な公共事業だ
とか、高速道路だとかさんざん報道しておいて、いざ
民主党が中止しようとしたら、前原国交相の態度が悪いとか、
全くお話にならない低レベルの報道をする。
偏見と先入観で言わしていただくと。
岡田外務、長妻厚生労働、前原国土交通、原口総務、
仙谷由人 行政刷新担当には是非頑張ってほしいな。
他の閣僚は頑張らないでほしいな。
民主党は予想以上に頑張っている様に私には見えるのだが。
さて上の絵だが、これが老婆にしか見えない人は
下の絵の「A」を
若い女性にしか見えない人は下の絵の「B」を見てから
もう一度見てほしい。
まあ要するに同じものでも見方を変えると
全く違うものに見えるを言うことです。
[A]

[B]


反対派と賛成派がいたんでは、いくら住民の声を
聞いても結論は出ませんね。
なぜなら双方とも一歩も引かない構えであるから。
「もともとの国の方針が誤っていたのだから、
修正して当然」
という意見と
「間違っていても国の約束は約束だ」
という意見はどちらも正しくてそしてどっちも
間違っている。
いくら議論をしても平行線のままだ。
だから選挙をして国民に選択を問うたのでは。
そして民主党はマニュフェストを掲げて選挙に
勝ったのだから、国民の同意は得たと考えて、
粛々と進めれば良いのだと思う。
しかし石原新太郎も供出した金を返せなどと
せこいことを言うね。
新銀行東京で1千億円以上の損失を出して国に
泣きついた者の言うことかな。
一番醜いのはマスコミだな、選挙前は無駄な公共事業だ
とか、高速道路だとかさんざん報道しておいて、いざ
民主党が中止しようとしたら、前原国交相の態度が悪いとか、
全くお話にならない低レベルの報道をする。
偏見と先入観で言わしていただくと。
岡田外務、長妻厚生労働、前原国土交通、原口総務、
仙谷由人 行政刷新担当には是非頑張ってほしいな。
他の閣僚は頑張らないでほしいな。
民主党は予想以上に頑張っている様に私には見えるのだが。
さて上の絵だが、これが老婆にしか見えない人は
下の絵の「A」を
若い女性にしか見えない人は下の絵の「B」を見てから
もう一度見てほしい。
まあ要するに同じものでも見方を変えると
全く違うものに見えるを言うことです。
[A]

[B]

2009年09月27日 Posted by igoten at 07:28 │Comments(5) │その他
これなあに?[5]

これなあに?
これは簡単です。
正解は 『犬の蚤とりブラシ』
そんな訳は無いな。
こんなの使って、犬の耳にでも刺したら大変な
ことになるわな。
ヒント
キッチンで使います。
何かに突き刺して。。。。
結構難しいかも。
これがあるともう泣くことはない。
『なに! わからない』
正解は明日の心だ。
--------------------正解-----------------------
玉ねぎ切り機でした。

この様に玉ねぎに突き刺して切ると、
顔を近づける必要が
無い為、涙が出ません。
2009年09月26日 Posted by igoten at 07:00 │Comments(5) │新聞記事
ミオ(2)

西暦2053年、突然空から大量の鳥が降ってきた。
それは人間にも感染するウイルスによるものだった。
このことはある程度は予想された事態で有ったが、
そこに大きな落とし穴が待っていた。
このウイルスは人間が予想して備えてきたウイルスとは
基本的に異なる種類のウイルスだったのだ。
人々がこのウイルスの本当の脅威に気づくには
それほど時間がかからなかった。
このウイルスは、人に感染する度に進化をとげた。
そして新しい形態に変わることにより、ワクチンに
頼ろうとすする人間の知恵をあざ笑うように、
いとも簡単に人の持つ免疫システムをすり抜けた。
更に恐ろしいことに、一度このウイルスに感染して
治癒した人も、再び進化したウイルスに感染したのだ。
そして街からは次々と人々が姿を消していった。
今まで人々でにぎわっていた街々は累々とした人と
鳥の屍(しかばね)で埋め尽くされていた。
私とジョンはいち早く危険を察知して、山に逃げ込んだ。
山に居た人達にとって、初めのうちは町に居た人達より
ウイルスの脅威は少なかったが、しかしそれも時間の
問題であった。
やがて我々の周りに居た人達も次々にウイルスに
犯され始めた。
私とジョンは安全を求めて更に深い山に踏み込んだのだ。
そしてしばらくして出てきた時に観たものは、
今までの繁栄がまるで嘘のような、面々と続く廃墟であった。
『とにかく人を探さなくてはならない』
その強い思いが湧きあがってきた。
多分それは何万年もの間に私たちの遺伝子の中に
組み込まれてきた使命感で有ったのかも知れない。
そして私はジョンを伴って、人探しの旅に出たのだ。
多分この町にも生き残っている人は居ないだろう、
ジョンがもし言葉をしゃべれたらどんなにか心強かった
ことか。
しかしそれは無理な注文であった、この美しい毛並みの
忠実な犬は私がいくら望んでも言葉を話すことは出来ない。
人がいない街などに用はない、こんなところで躊躇している
暇はないのだ。
今夜やあの向こうに見える小高い山の中で一夜を
過ごそう。
あの山の向こうにはもしかしたら人が住む街があるかも
知れない。
私はそう思いながらジョンに呼びかけた。
「ミヤオ!」
私は人間からは『ミオ』と呼ばれていた。
ジョンは振り返ると、私の自慢の三色の毛並みを持つ
引き締まった体のにおいを少しの間嗅いでいたが、
私が走り始めると、低く唸りながら私の後に続いて走り出した。
2009年09月25日 Posted by igoten at 07:11 │Comments(5) │SF
ミオ(1)

一体我々は何日間彷徨(さまよ)って居たのだろうか。
そしてこの旅はいつまで続くのだろうか。
人々は一体どこに居るのだろうか。
山を超え川を渡り、幾つかの廃墟の町を通り過ぎた。
どこに居てもいつも危険はついて回った。
その度に我が友のジョンは私を助けてくれた。
ジョンは私より大きいゴールデンレトリバー犬だ。
もしジョンがいなければ多分私はここまで生き
残れなかっただろう。
廃墟の町では、誰も居ない街角で寝た。
山の中では岩陰で、森の中では木の下で寝た。
時々襲ってくる野生化した犬やその他の獣たちから
身を守りながら。
人間の作り出した文明はもろかった、人々が
居なくなると夜の町からは光が消え、
雑草が生い茂った。
町は常に静まり返っていたが、時々思い出したように
建物の崩れ落ちる音が響いた。
やがて町の中では食べ物を探すことが困難
なことに気がついた我々は昼間は街の中で人を探し、
夜は森や山で食べ物を探してそこで寝た。
とにかく人を探さなければならない、私は
その使命感に燃えていた。
明日はあの丘を越えて行こう。
そこには一体どんな街が我々を待っているのであろうか。
そしてそこには果たして人は居るのであろうか。
つづく... ----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
2009年09月24日 Posted by igoten at 07:28 │Comments(2) │SF
攻めすぎるな
敵を囲んだら必ず一方は逃げ道を空けておくこと。
敵の逃げ道をすべて塞いでしまうと、敵は死に物狂いとなり
見方に甚大な被害が出る。
1868年7月4日(慶応4年5月15日)未明、大村益次郎が
指揮する政府軍は、寛永寺一帯に立てこもる彰義隊を
包囲し、雨中総攻撃を行った。
その兵力、守る彰義隊は4,000人。
攻める大村益次郎達が1,500人。
しかしながら新政府軍は火力で優り肥前藩が保持する
アームストロング砲の威力は絶大であり、1日で彰義隊は
壊滅的打撃を受けた。
その時官軍は、谷中へ抜ける芋坂をわざと空けておいたため、
戦いの大勢が決まると戦意を喪失した彰義隊員は
そこから逃走して、窮鼠による損害は無かったのである。
自分が有利でも、攻める時は必ず相手に逃げ道を空けて
おく必要がある。
もし開けておかないと、思わぬ捨て身の反撃にあって自分も
痛い目にあうという教えである。
部下や子どもを叱った時に、相手が見え透いた言い訳を
言ってもそれをわざと咎めないそのような配慮が
必要な時もあるのだ。
[追記]:この原典は『孫子の兵法』です。 ----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
2009年09月23日 Posted by igoten at 07:28 │Comments(4) │その他
ケー(2)

看護師 「先生、13号室の女の子の病状は
相当深刻ですね」
医師 「そうだな、あれだけ激しく殴ったのだからな」
看護師 「先生、このまま現在の治療方法を
継続するのですか?」
医師 「やむおえまい、他の有効な治療法は
見つかっていないのだから。
それはそうと、君が帰る前にもう一度
13号室の女の子を観て行ってくれ。」
看護師 「はいわかりました、先生」
13号室:患者名 桜井 恵(ケイ)
性別 女
年齢 6歳
病名 突発性暴力障害
2050年代になってから、5~6歳前後の子供が
突然切れて、危険な行動に走る事例が急増した。
この症状は何の前触れも無く起こり、ひたすら
他人を傷つけたい衝動に駆られる。
一般的に子供は成長過程である意味残酷な面を
持っているがこの精神疾患はそれが増大される
ものと考えられる。
この精神疾患が引き起こされる原因は不明であるが、
環境ホルモンの人への蓄積が原因ではないかとの説が
有力視されている。
完全なる治療方法は今のところ見つかっていないが、
緩やかな家族環境で気長に生活させる訓練をすると、
徐々に回復する場合が多い。
ただしこのような患者を通常の集団生活の中で
暮らさせることは他のメンバーに対して危険を伴うので、
特別にこの病気の治療用に開発された家族型ロボットと
呼ばれる子供一人と両親の構成のロボットが医療現場で
使用される場合が多い。
この症状を起こした子供は攻撃対象が逃げたり
自己防衛に走ると、症状を更にエスカレートさせるため
家族型ロボットは通常は自分に対する攻撃に対し
「自己防衛」を行うことは無い。
このロボットの型式番号はMS10であるが、子供の
ロボットは「ミー」と呼ばれている。
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
2009年09月22日 Posted by igoten at 07:00 │Comments(6) │SF
ケー(1)
----------------------------------------------------------------
ロボット3原則
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、
人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に
服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、
第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に
反するおそれのないかぎり、
自己をまもらなければならない。

「おかあさん、ごはん食べちゃったらケーとあそんでいい。」
夕飯の時ミーちゃんはお母さんに尋ねました。
「いいわよ、ただしご飯はしっかり食べるのよ。」
お母さんは言いました。
「はい。」
ミーちゃんはそういって夕食のおかずのハンバーグに手を
伸ばしました。
夕飯が済むとミーちゃんは居間にいるケーの所に行きました。
「ケーあそぼ」
ミーちゃんは言いました。
「いいよ、何して遊ぶの」
無表情でケーが言いました。
ケーは何時も無表情です。
「美容師ごっこがいいかな、ミーちゃんが美容師で
ケーの頭をセットしてあげる」
ミーちゃんはそう言ってケーの後ろに回って、
ケーの髪をしばってあるリボンを解きました。
「ケーはどんな髪型が好きなの?」
ケーの髪を優しくとかしながら、ミーちゃんが聞きました。
「どんな髪型でもいいよ」
ケーが答えました。
ミーちゃんは丁寧にケーの髪を3つ編みにしました。
「ケーとても素敵よ」ミーちゃんはそう言ってケーに
手鏡を渡しました。
ケーはその鏡を受け取って自分の顔を見ました。
そして言いました。
「なによこれは!」
そう言うとケーはいきなりミーちゃんの顔を
手鏡で殴りつけました。
「いたい!」ミーちゃんは殴られた顔を手で押さえて
叫びました。
手の間から鼻血が出ていました。
「おかーさん!」ミーちゃんはお母さんを呼びました。
「どうしたのミーちゃん」お母さんがキッチンからとんで
来ました。
「ミーちゃんだいじょうぶ?」
お母さんは叫びました。
その時は既にケーはミーちゃんに馬乗りになり、手鏡で
所かまわず殴りつけていました。
「おとうさんはやく!」お母さんが叫びました。
おとうさんも直ぐにとんできました。
「ミー大丈夫か?」お父さんが叫びました。
遠くで救急車のサイレンの音が鳴っていました。
続く。。。。
現在お使いのNBC.exeはブログが込んでいる場合に
誤動作を起こす可能性がありますのでプログラムの更新を
お願いします。
2009年9月20日に新しいバージョンをアップロード
しています
新しいプログラムは
setup.lzhのダウンロード
でダウンロード出来ます。
最新版をインストールするには、以前のプログラムを
一旦削除します。
削除するには
「スタート」-「設定」-「コントロールパネル」
-「プログラムの追加と削除」-「ブログチェッカー」-
「変更と削除」で削除します。
この後setup.lzhを解凍して、setup.exeを実行します。
なお更新を行うまではNBCの使用はお控えください。
お使いの方ご迷惑をおかけします。m(..)m
お知らせ
これは本文とは関係有りませんが、「ブログチェッカ」
をお使いの方はこの下の(お知らせ)を読んでね。
----------------------------------------------------------------これは本文とは関係有りませんが、「ブログチェッカ」
をお使いの方はこの下の(お知らせ)を読んでね。
ロボット3原則
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、
人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に
服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、
第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に
反するおそれのないかぎり、
自己をまもらなければならない。

「おかあさん、ごはん食べちゃったらケーとあそんでいい。」
夕飯の時ミーちゃんはお母さんに尋ねました。
「いいわよ、ただしご飯はしっかり食べるのよ。」
お母さんは言いました。
「はい。」
ミーちゃんはそういって夕食のおかずのハンバーグに手を
伸ばしました。
夕飯が済むとミーちゃんは居間にいるケーの所に行きました。
「ケーあそぼ」
ミーちゃんは言いました。
「いいよ、何して遊ぶの」
無表情でケーが言いました。
ケーは何時も無表情です。
「美容師ごっこがいいかな、ミーちゃんが美容師で
ケーの頭をセットしてあげる」
ミーちゃんはそう言ってケーの後ろに回って、
ケーの髪をしばってあるリボンを解きました。
「ケーはどんな髪型が好きなの?」
ケーの髪を優しくとかしながら、ミーちゃんが聞きました。
「どんな髪型でもいいよ」
ケーが答えました。
ミーちゃんは丁寧にケーの髪を3つ編みにしました。
「ケーとても素敵よ」ミーちゃんはそう言ってケーに
手鏡を渡しました。
ケーはその鏡を受け取って自分の顔を見ました。
そして言いました。
「なによこれは!」
そう言うとケーはいきなりミーちゃんの顔を
手鏡で殴りつけました。
「いたい!」ミーちゃんは殴られた顔を手で押さえて
叫びました。
手の間から鼻血が出ていました。
「おかーさん!」ミーちゃんはお母さんを呼びました。
「どうしたのミーちゃん」お母さんがキッチンからとんで
来ました。
「ミーちゃんだいじょうぶ?」
お母さんは叫びました。
その時は既にケーはミーちゃんに馬乗りになり、手鏡で
所かまわず殴りつけていました。
「おとうさんはやく!」お母さんが叫びました。
おとうさんも直ぐにとんできました。
「ミー大丈夫か?」お父さんが叫びました。
遠くで救急車のサイレンの音が鳴っていました。
続く。。。。
(お知らせ)
NBC.exeをお使いの方。現在お使いのNBC.exeはブログが込んでいる場合に
誤動作を起こす可能性がありますのでプログラムの更新を
お願いします。
2009年9月20日に新しいバージョンをアップロード
しています
新しいプログラムは
setup.lzhのダウンロード
でダウンロード出来ます。
最新版をインストールするには、以前のプログラムを
一旦削除します。
削除するには
「スタート」-「設定」-「コントロールパネル」
-「プログラムの追加と削除」-「ブログチェッカー」-
「変更と削除」で削除します。
この後setup.lzhを解凍して、setup.exeを実行します。
なお更新を行うまではNBCの使用はお控えください。
お使いの方ご迷惑をおかけします。m(..)m