皆さん良いお年を

皆さん、本年はこのつまらないブログをご覧いただきまして、
誠に有難うございました。

年の最後にあたり、本年読んだ本の中から、一番
印象に残った本を挙げたいと思います。

一体本年は何冊本を読んだのか定かではありませんが、
その中で一冊上げるとすると、やはり
『逆システム学』
になります。



大震災の処理が進まない日本。
国債に頼り、問題先送りの国家予算。
波乱含みのTPP。
行き詰まった年金制度。
疲弊する医療制度。

過大すぎるそんな問題に立ち向かわなくならざるを得ない
我々日本国民に何か少しばかりのヒントがこの本には
隠されているような気がするのです。

生命の秘密と経済の仕組みが並列して書かれているこの本に
なにかとても新鮮な物を感じました。

来年が皆さんにとって良い年で有りますように。
  

2011年12月31日 Posted by igoten at 08:02Comments(4)読書

海亀のスープ



この話を知っているだろうか。

船乗りがふと立ち寄ったレストランで海亀のスープを注文する。
運ばれてきたスープを一口飲んだその船乗りは、
驚いた表情を浮かべ、それ以上スープを飲むことなく
店を出て行ってしまった。
そしてその晩、その船乗りは自殺をしてしまったという。


なぜその船乗りは自殺したのだろうか?
実は以前その船乗りの乗った船が難破して、食べ物が無くなり、
偶然捕まえたと言うウミガメのスープを何日も飲まされた。
そういえばその時何人もの人間が餓死したが、その遺体は
一回も見なかった。
あのスープは....
そして船乗りは絶望して死んだのだ。


私も海亀のスープには思い出が有る。
若い頃、仕事でスエーデンのストックホルムに行った。
11月の寒い季節であった。
何日か滞在して、仕事が終わり帰る時、スエーデンの代理店の
社長に空港のレストランで夕食をご馳走になった。
その社長の名前はイサクソンと言って恰幅の良い男だった。
空港内のレストランの客は少なくて、私たちを入れて2組くらいだった。

運ばれてきたスープを一口飲んで、イサクソンは、
「これは何のスープだろう?」と言った。
私も一口飲んでみたが、それは普通のクリームスープだった。
「クリーム・スープでは」と私は言った。
「それはそうだが...」とイサクソンは言って、立ち上がり、厨房の
方に歩いて行った。
「海亀のスープだそうだ」帰って来たイサクソンはそう言った。
私はもう一度そのスープを飲んでみたが、普通のクリームスープ
の味しかしなかった。

レストランの窓からは滑走路が一望出来て、滑走路を照らす
薄黄色の照明が寒さに滲(にじ)んでいた。
私は何故この男がそんなにスープの具にこだわるのか
不思議の思ったが、その理由は訊ねなかった。
イサクソンと会ったのはあれが最後だったかも知れない。

そして私は今でもその時のことを思い出す。
あの男がそんなにこだわった、海亀のスープと言うのは
一体どんな味がするのだろうか。
  

2011年12月30日 Posted by igoten at 08:00Comments(4)食事

アフリカン達



朝起きて外の温度計を見たら-8℃だった。
超寒!

ギャングのケージの温度計は14℃、本当は20℃位が
良いのだが、トラディショナルな日本家屋の我が家では
無理である。

もっともケージの中には電気アンカが3つも入っていて、
ギャングどもはそのうちの一つの上でぬくぬくと寝ているのだから、
ケージの中の温度以上に暖かなはずである。

しかしこいつらはほんとに寒さに弱く、朝寒いとちょっと顔を
出して直ぐに暖かい所に引っ込んでしまう。
休みの日はお日様が出ているとケージを日向に出して日光浴を
させるのだが、その時の喜びようは凄くて、ギャーギャー
飛び回って相当にうるさい。
完全なアフリカンだ、はやく春にならないかな。

朝通勤道路は空き空きで殆ど車が居ない、もう皆休みなのだ。
私はまだまだ働くぞ、能力のない者は時間で稼ぐのだ。icon09
  

2011年12月29日 Posted by igoten at 07:46Comments(2)ボタンインコ

そこつ者


こいつらは鳥のくせにとてもそそっかしくて、
時々止まり木から足を踏み外して、ギャーギャー
騒いだりしている。
飼い主に似たのだろうか?


どう見ても、『職業間違えませんでした』と思う人が居る。
昔会社の近くに有ったラーメン屋の店主はにんにくが嫌いだという。
「なぜこの店には餃子が無いの?」とそのラーメン屋のおかみさんに
聞いたら「うちの亭主はにんにくが嫌いだから」と言っていた。

思わず「職業間違えたんじゃないですか?」と言いかけたが、やめた。
何故ならこのおかみさんとてもおっかない人で、そんなこと言ったら、
たちまち怒られてしまいそうだったのだ。

知り合いの人が交通事故を起こした。
最近ちょっと気が付いたことだが、そそっかしい人は一般的に、
車の運転には向かないと思われているのだが、案外そうでも無くて、
もしかしたらそそっかしい人の方が交通事故を起こすことが
少ないかもしれない。

その理由は2つ有って、そそっかしい人は、自分はそそっかしい
と思っているので、運転する時は結構気を付ける。
それとそそっかしい人と言うのは案外運動神経の良い人が
多くて、いざという時は素早い対応で逃げている。

あんなに落ち着いて冷静沈着な人がなぜあんな事故を
起こしたのだろうと疑問に思うことは多分誰でもあると思う。
落ち着いていると思われた人が単に運動神経がにぶいだけだったり
することもあるかもしれない。

人のふり見て我がふり直せ、年末でもあるし、交通事故には
くれぐれも気を付けよう。

  

2011年12月28日 Posted by igoten at 07:47Comments(0)その他

グッド・ワイフ



前にも一度書きましたが、NKH BSプレミアム 毎週金曜 午後11時から
放送のThe Good Wife(グット・ワイフ)は面白いという域を超えた
テレビ・ドラマですね。

基本的な構成は、大きなストーリーの中に一話完結の、
法廷ドラマが展開されるのだが、その法廷ドラマの筋書きが
素晴らしいの一言に尽きる。

あるときはアメリカの裁判のあり方の矛盾を追及したり、
有るときは判事や検事の個人的な趣向や損得が、
裁判の行方を左右したりと、展開の想像を超える結末に
毎回アッと言わされるのだ。

こういうドラマは日本では絶対に無理ですね、多分脚本家の
後ろに何人かの法曹界に詳しいスタッフが居て、しっかりと
アドバイスをしながら番組を作っていると思うのだが。

上の写真は主人公のアリシアである。
アリシアを演ずるのはジュリアナ・マルグリーズ、この女優は確か
「ER緊急救命室」でも出演していたが、そんなに有名な女優では
無いと思われる。
しかしこの番組ではまさに適役、どんな場合も
微笑を絶やさない、心を見せないポーカーフェースの女性を
見事に演じている。

一つ残念なのはNHKのBSでしか放送されていないことですが、
たぶんそのうちに地デジでも放送されると思うのであるが...
  


2011年12月27日 Posted by igoten at 07:51Comments(0)その他

坂の上の雲



NHK制作の『坂の上の雲』が終わった。
2009年11月29日から2011年12月25日まで足掛け3年に渡って
で放送されたテレビドラマの特別番組で最終回の「日本海海戦」は、
相当な迫力で見応え十分であった。

もち論このドラマの原作は司馬遼太郎の同名小説である。
司馬遼太郎はこの小説を書くにあたり10年もの準備期間を
置いたとされている。
さらに司馬遼太郎は本作を執筆するにあたり、
晩年に「フィクションを禁じて書くことにした」と述べている。

しかし日露戦争が本当に日本の防衛戦争であったのか、
旅順攻撃を指揮した乃木希典が指揮官として本当に不適格であったのかは
昔から議論の種になっている。


今年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のように、初めから歴史などと
言うのもは全く無視して、面白おかしい歴史ドラマを目指したものなら、
ただ笑ってみていられるが、『坂の上の雲』の場合は娯楽番組として
観るのにはちょっと重すぎる感が有る。

特に国営放送による歴史ドラマは、その国の歴史観を形成すると言っても
過言では無い。
国営放送としては「坂の上の雲」にまつわる疑問や議論もしっかりと
番組の中に組み込んで放送する必要があると思うのだが。
  

2011年12月26日 Posted by igoten at 08:33Comments(0)その他

寒い朝

朝温度計を見たら-7°cだった。
庭も畑もガチガチで、野菜の上にはザラメのような
霜が降りていた。





  

2011年12月25日 Posted by igoten at 08:00Comments(2)その他

マニュアル社会



川に行ったら、一か所ににこれだけの注意書きがあった。



何か事故があっても、これだけ注意を書いておけば管理者の
責任にはならないのでしょう。

たくさん注意書きがあるのは、優しさからでは無いのです。

最近の機械にはたくさんの注意書き、警告書が貼ってあります。
あれはユーザーを大切に思っているのではなく、何か事故が
有った時、自分の会社に責任が降りかからないようにしているのです。
  

2011年12月24日 Posted by igoten at 08:00Comments(0)その他

家政婦のミタ



「家政婦のミタ」最終回、ひどかったですね。
よくもまああんなストーリーを書けたもんです。

何故スーパーウーマンなのか?
何故カバンから何でも出て来るのか?
何故死んだ妻のことを良く知っているのか?

なーんにも疑問は解決しない。
行き当たりばったり、いい加減ストーリ、
出来損ないドラマでした。

唯一主演女優の名演技で持っていただけで、
まあ私も、皆が騒ぐので、まとめ撮り倍速再生で、
本を読みながら観ていただけなので、損失は最小に
抑えらてますが。(笑

日本のテレビドラマは質が良くないですね。
韓国にことごとくやられるはずだ。

最終回観て涙を流した人、ごめんなさい。
そんな人いないか。
  


2011年12月23日 Posted by igoten at 08:20Comments(3)その他

やってあげないもん


(こいつらの行動は全く予想がつかない)

世の中には変な話が多い。

私の会社である開発の仕事を請け負った。
その仕事は無事完了して、設計資料一式を
納入して代金も受け取った。
しばらくして、その仕事を依頼した会社が倒産して、
私の会社が請け負った設計資料一式が他の会社に
ゆずり渡された。

ところがゆずり渡された資料は倒産のごたごたで、
資料の一部が散逸した。
ゆずり受けた会社は設計を請け負った私に会社に、
資料の一部を請求してきた。
勿論私の会社に資料引渡しの義務など無い。

資料提出が当然だというような電話に少しむっとした私は、
丁重に資料提出をお断りした。
すると今度は必要経費を払っても良いから資料が欲しいという。
金など要りませんと再び私は断った。

すると今度はかなりの金額を支払うから是非資料を
提出して欲しいとの電話が有った。
私はそれも断って、電話に出ないことにした。
すると今度は是非会って話がしたいと言う。

断れば断る程、金額が上がって行く。
逃げれば逃げるほど追いかけてくるのだ。
  

2011年12月22日 Posted by igoten at 07:33Comments(0)その他