不正

あるスーパーでリンゴと家人に頼まれた小物を
買ってレジに出したら、レジの女性が、「○○
カードはお持ちですか?」と尋ねた。
最近は必ずと言って良いほどカードの有無を聞かれる
ようになった。

「ありません」と私が言うと、そのレジの女性は、
「私のカード使わせてもらいます」と小声で言って、
自分のカードをポケットから出して機械に通した。

もしかしたら私が放棄したポイントをレジの女性が、
自分のカードに加点したにかも知れないと疑ったが、
私の聞き違いかも知れないと思い、その時は何も言わずに
レシートを受け取って外の出た。

そのスーパーの駐車場で、荷物を助手席に置きながら、
受け取ったレシートを見ると、私が持っていないカードに
加点されていた。
レシートにはレジを打った女性の名前が書いてある。

晩秋の陽はつるべ落としである。
さっきまで暖かかった日差しが消えて、冷たい北風が
吹いていた。
薄暗くなった駐車場で、私は問題のレシートを握りしめて、
どうしたものかと考えていた。

  

2014年11月24日 Posted by igoten at 18:26Comments(5)その他