本だけ持って

なんとか「きみまろ」というお笑い芸人がいて、 テレビで見てると、いい中年のおばさんが腹を抱えて 馬鹿笑いをしている。
「アホカいい加減にせいや」と思っていたが実はこれが 間違いでした。

笑いと言うのは本当に体にいいのです、特に馬鹿笑いは。
なぜだろう。

最近痛みの概念が大きく変わってきました。
以前は、「そんなもん気のせいだから我慢せぇや。」 と言われた痛みであるが、これが厄介な「慢性痛」で 有ることがわかってきたのです。

慢性痛は強い痛みが連続的に加わった時、その痛みの 原因が無くなったのにもかかわらず痛みが取れないのです。
なぜなら痛みが新しい痛みを作る痛みの循環が発生するからです。

そしてこれはものすごく厄介なことなんです、 すでに痛みの原因が消滅しているので原因の 無い痛みと言うことになってしまうからなんです。
原因が無いと治療のしようがありませんよね。

借金は全部返したはずなのに、返済の催促がまだ来るという 感じですか。

ストレスでリューマチなんかになってしまうと、痛みが更なる ストレスになりリューマチがひどくなる。
これも同じです。

ではそのようなぐるぐる回る痛みやストレスはどのように したらいいんでしょうね？

それには痛みやストレスを一旦全てリセットすれば良いんですね。
PCの画面ガが固まってしまった時リセットするように。
つまり痛みやストレスの循環をどこかで一回切り離せば良いことに なります。
しかし問題はその方法なんです。

全身麻酔が最も効果的な方法であるという医者もいます。
そううは言っても全身麻酔をそう簡単に行うわけにはいきません。
ところが「笑い」がこの循環を断ち切ることにとても効果が 有るという実験結果がこの本に書いてあります。

落語などを聞いて馬鹿笑いをすると確実にリューマチなどに 効果があるということです。
大泣きをすることも同じような効果が得られると書いてあります。

女の人がよく友人と美味しいものを食べながら、いろんな話を して大笑いをしたりしますが、あれはとても健康の 為にはいいんですね。

あれだな、そのうちに某国営放送の「今日の健康」で 落語なんか放送したりして。
そうなると日本はいいよねどう考えても中国には落語は ないもんね。

そうそう病院で薬の代わりにDVDなんか処方してくれるかも知れない。
「先週は『三谷幸喜』の『ラヂオの時間』で笑っていただきましたから 今週は『 ジュゼッペ・トルナトーレ』監督の『ニュー・シネマ・パラダイス 』で しみじみ泣いて下さい。」なんて。
こうなったら病院に行くのが楽しみになること請け合いです。

これって保険適応になるんですかね。
長妻厚労相さん。