ネコたちのレクイエム2

次の日の夕飯の時母が「猫はどこかに引っ越したらしい。」
と言った。
どうも私が竹の棒で突っついたりした事が気に入らなかったらしく、
親猫が子猫を連れて引っ越したのである。
これでひとまず安心かなと私は思った。
それから数日して私が会社から帰って風呂に入っていると
、風呂の出窓の上の方で何やらごそごそ音がする。
鼠かなと思ったが、鼠にしては音が重い。
何だろうと思っているうちに「猫だ!」と、はたと思いついた。
私はあわてて風呂から出ると、懐中電灯を片手に梯子を立てて
それに乗って風呂の出窓の上を覗いてみた。
風呂の出窓の上は箪笥の引き出しを2つ縦に並べた様に
なっていて、片方に猫が入れる位の穴が開いていた。
良くこんな所を見つけてものである。早速懐中電灯で照らして
その中を覗いてみた。
あいにく懐中電灯の電池が無くなりかけており、全体を明るく
照らし出さない。
しばらくしてほの暗い光に目が慣れると穴の中が薄ぼんやりと
見えてきた、しかし猫らしきものは見えない。
「おかしいな」と思いながらそれでも今にも消えそうな懐中電灯で
更に穴の中を照らすと、一番奥の下の方に、小さく光る目が
幾つか在って、こちらを看ているではないか。
「あ!居た。」と叫んで私は懐中電灯を手の平でとんとん叩きながら
穴の中を照らした。
こうすると一時的に懐中電灯は明るくなる。
懐中電灯で照らされた光る目は確かにこちらを視ているのだが、
どうした訳かどの目も微動だにしない。
試しに出窓の屋根を子猫が居ると思われる辺りをトントンと下から
突付いてみたが、やはり目は動かなかった。
その日は遅かったのでそれ以上は何もしなかった。
2009年09月28日 Posted byigoten at 07:28 │Comments(2) │ネコたちのレクイエム
この記事へのコメント
このあとどうなるんでしょう?
ワクワク・・、ドキドキ・・(^^♪
ワクワク・・、ドキドキ・・(^^♪
Posted by まごころう
at 2009年09月29日 13:09

まごころう さん
あまり期待をなさらずに、プレッシャーですから。(笑)
あまり期待をなさらずに、プレッシャーですから。(笑)
Posted by igoten at 2009年09月29日 13:49