信じよさらば救われん



今週の月曜日に岐阜県の大垣方面に車で出張に
行った時のことです。

安曇野から高速に乗って、カーナビで行く経路を検索すると、
名神高速の養老JCTで東海環状自動車道に乗り換えて、
大垣西まで高速道路で行くようになっていた。

以前は大垣で降りて、一般道を行った覚えがある。
大垣西は大垣より10km以上先である。
行先は揖斐川の上流で、大垣で降りて揖斐川沿いを走った
方が距離的には近い。

しかし同乗者と私は素直なので、カーナビが示すように、
遠回りでも大垣西まで高速で行くことにした。

さて仕事が終わって帰ろうとカーナビで帰路を見ると、なんと
来た道とは違う、大垣で高速に乗るルートを示していた。
「こんなのおかしいじゃん」と私は言う。
「おかしいですね、来た道と帰る道が違うなんて」と同乗者。
「きっとプログラムのバグに違いない」と私。
いつも自分の会社のソフトのバグで苦しんでいるのでつい、
他のソフトも疑ってしまう。

しかし我々は素直なので(嘘!)カーナビが示すとおりに
来た道と違う道を帰ってきた。
その道すがら、我々は、カーナビの不備な点をあることないこと
あげつらっていた。

所が大垣のインターに着いてみると、高速は大渋滞、なんとなんと
大垣のインターから100m先で、トラックが中央帯のガードレール
に激突して、積み荷の缶ビールが散乱、一車線のノロノロ運転と
なって、後ろの方まで大渋滞になっているではないか。

しかし我々は、大垣インターから高速に乗ったため、
その渋滞に割り込む形となって、
たった100mの渋滞を抜ければよかったのだ。
もし仮に、来た道を戻っていたら、養老インターより手前から
渋滞に巻き込まれて、多分その渋滞を抜けるのに、2~3時間は
かかってしまっただろう。
カーナビはそれを見越して、来た道と違う道を示したのである。

「最近のカーナビは良く出来てるな」と私。
「ほんとうまく出来てますね」と同乗者。
さっきまでの悪口は忘れてしまっている。

セスナなんかの小型飛行機を操縦して、雲の中に突っ込むと
操縦者は方向感覚ばかりか、上下感覚を失って、今自分が
背面飛行をしているのではないかとの錯覚に陥る。
そんなとき教官は、「ビリーブ・インストルーメント」
(計器を信頼しなさい)と教える。

信じる者は救われるのだ。


  

2013年09月18日 Posted by igoten at 19:47Comments(0)その他