Deep Learning-2

「神は死んだ」(Gott ist todt! )とニーチェは言った。
殺したのは人間である。
しかし最近学者の中でも、とりわけ遺伝子を研究している
学者の中に「インテリジェント・デザイン」という考え方を
支持する人が増えてきているように思える。
要するに生物は誰かが設計したものであるという考え方である。
その根拠右は、遺伝子やゲノムの構造があまりにも理論的過ぎて、
「進化論」などでは到底説明できないというのだ。
それはともかくとして、人工知能(AI)はニューラル・ネットワーク
という動物の脳を模したものの模倣を思索する。
いかに動物の脳に似せるか、これが勝負である。
囲碁のプロをことごとく下したことで有名な「Deep Learning」は
ニューラル・ネットワークを基に作られている。
しかし、現状は発電所の電力を丸ごと使ってしまうような、巨大な
googleのスーパーコンピュータがブンブンうなってデーターを
吐き出しても、2mm程の小さな蟻の脳の性能の1/1000にも満たない
性能しか発揮しないのである。