最近PCがどうも遅いという人は


「最近どうもコンピューターが遅くなってきた」
と言う人はいないだろうか。
長年使っていると人もコンピューターも疲労するのだ。

そのような人は先ずハードディスクの「フラグメント」を
疑ってみよう。
「フラグメント」と言うのは何かと言うと、「断片化」
と言うことだ。

ハードディスクをノートにたとえると、記録するということは
ノートに何か書きこむことで、消去するということは
ノートに書いた文字を消しゴムで消すということである。
この書いたり消したりという作業がハードディスクの
特徴なのです。

私はあまり消したりはしないという人でも、PCは
バックグランドで勝手に書いたり消したりしているのだ。

そして書いて消してと言う操作が多いと必然的に
「消し後」が多くなります、実はこれが問題なのです。
消し後が多くなって何が問題かと言うと、消し後は
必ずしもハードディスク上で連続していないということです。

つまりコンピューターが何か書き込もうとして消し後に
書き込みますが一か所だけでは書き込めず、次の消し後
を探すことになります。
ハードディスクは連続した領域に書き込む場合は速い
のですが、不連続の領域すなわち「フラグメント」された
領域に書き込むのは不得意です。


ではどうしたら良いかと言うとハードディスク上の。
データーを空きが無いように詰めてしまえばよいのです。
こうすると同時に書き込んでない領域も連続します。
これが「デフラグ」と呼ばれる操作なのです。

「デフラグ」defragmentationの略で「de」はラテン語の否定
に付く接頭語「fragmentation」は分裂と言う意味です。
「デフラグ」は分裂しているものを一つにまとめる
と言う意味なのです。

特にメモリーの少ないPCを使用すると、PCは
メモリー不足を補うために、ハードディスクをまるで
メモリーのように使用し、必要な時に書き込み、
不要になったら消します。

ところがフラグメント(断片)が多くなるとこの操作に
時間がかかるようになり、PCの応答が遅くなります。

特にデフラグが必要なPCは
 □ 古いPCを長く使用している
 □ 動画再生など大量のメモリーを必要とする
   操作を頻繁に行うPC
 □ メモリーの搭載量が少ないPC
です。

デフラグを行う手順は、
「スタート」->「プログラム」->「アクセサリ」->「システムツール」
->「ディスクでフラグ」をクリックする

ここで現れた画面の(c:)を選択して「分析」ボタンを押す
少し待つと分析結果が出て、その結果が
「このボリュームを最適化してください。」
と出たら「最適化(D)」のボタンを押して最適化しまよう。

最適化にはかなり時間がかかると思って下さい。
ただし途中で中止しすることも可能です。
中止するとそれまでのでフラグが有効になります。
次回はその続きからとなります。

次のことは必ず守ってください。
デフラグ中に絶対に電源を抜かないでください。
中止は何回行っても構いません。
特に掃除機が一番危険です。
掃除機をかけていてPCの電源コードを間違って
抜いてしまったなどと言うことがないように。
デフラグ中に絶対掃除機をかけないでください。(笑)
ただしノートパソコンは電源が抜けてもOKで安心ですね。



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2009年11月13日 Posted byigoten at 07:11 │Comments(2)PC

この記事へのコメント
解りやすいですね。私でも解ったような気がします(笑)
私のPCはまだ1年ですが、いずれ、これが役立つ日がくるだろうと思いました。
頼りにしてま~すっ!
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2009年11月13日 22:59
うたかた夫人 さん
  うたかたさんのPCはまだ新しいのでOKですね。
  私のPCはめちゃくちゃ酷使しますので半年に一回は
  必ずデフラグしてます。
Posted by igoten at 2009年11月14日 09:11
 
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