どこに行くの?

クオ・ワディス
シェンキェーヴィチ

どこに行くの?
BOOK データベースより
ローマ―この頽廃の都では恋など懶い日々のほんの一興。 だが、ウィニキウスは心のすべてを傾けた。 相手はリギ族王家の娘、人質の身の上、そしてキリスト教徒だった―。 ヘレニズムとヘブライズムの拮抗を背景に、壮大な歴史ロマンの幕が上がる。


『西暦一世紀、皇帝ネロによるキリスト教への弾圧の嵐が
吹き荒れるローマを逃れ、ローマ郊外の街道の脇の大きな木の下で、
まどろんでいるペテロの前を、死んだはずのイエスキリストが、
急ぎ足でローマの方向に、通りすぎようとしている。
驚いてペテロは尋ねる。
「クォ・ヴァディス、クォ・ヴァディス、ドミナ」
(何処へ、主よ、何処へ行たもう ?)
とキリストは答える。
「ロマーナ。」(ローマへ)
「ペテロよ、汝がわが子羊たちを見捨てて、ローマを去るなら、
この私がもう一度ローマに戻り、十字架にかかろう。」
これを聞いたペテロは直ちに主キリストの教えを悟り、
死を覚悟してローマに戻り、殉教するのでる。』


この小説を読んだのはかなり前のことである。
長いスペクタクル小説であり、ほとんどの部分は
すでに忘れてしまったが、この場面は大きな感動とともに、
今でも鮮明に覚えている。

[注]
この小説の題名は『クオ・ワディス』となっているが、
これはラテン語の『Quo vadis, Domine?』の日本語読みである、
通常は『クォ・ヴァディス』と読む方が一般的である。
実はこの『クォ・ヴァディス』は最後の晩餐の席でペトロがイエスに
「主よ、どこに行かれるのですか」と問うて、イエスが
「私が今からいくところに、汝は今はいくことはできないが、
後からいくことになる。」と答えたと言う伏線がある。



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2009年06月21日 Posted byigoten at 07:26 │Comments(2)読書

この記事へのコメント
男の人って、こういう壮大な歴史ロマン、好きなんだね~^^
実はわがダンナさまも、ご多分に漏れず(笑)
彼はいま、あの「ローマ人の物語」を読んでいますよ。16巻あたり。
私はダメだわ~(^^;
読み始めても5分としないうちに
放り出しちゃうわね、きっと。
囲碁をするような人は、じっくり、長時間もものともせず、なのかな。
だけど・・・歴史ってほんとのところはわからないわけでしょう。
学校で、それを時代年表まで覚ええさせられた怨みが(笑)歴史嫌いにさせてる。というのははっきりと、言い訳なんですがねぇ。ヘヘ
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2009年06月21日 18:59
好きなんですよね、こういう本。
歴史の最大の謎は「聖書」なんですよね。
ただ今は残念ながら、最近はゆっくり本を読んでいる
時間が無いので必然的に読む本はエッセイか短編が
多くなってます。
私も学生の頃は歴史や地理が嫌いでほとんど毎日
内職をしていました。
年号は、794(鳴くよウグイス平安京)と
1492(いよー国、コロンブスアメリカ大陸発見)
位しか覚えていません。
Posted by igotenigoten at 2009年06月21日 21:00
 
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