坂の上の雲



NHK制作の『坂の上の雲』が終わった。
2009年11月29日から2011年12月25日まで足掛け3年に渡って
で放送されたテレビドラマの特別番組で最終回の「日本海海戦」は、
相当な迫力で見応え十分であった。

もち論このドラマの原作は司馬遼太郎の同名小説である。
司馬遼太郎はこの小説を書くにあたり10年もの準備期間を
置いたとされている。
さらに司馬遼太郎は本作を執筆するにあたり、
晩年に「フィクションを禁じて書くことにした」と述べている。

しかし日露戦争が本当に日本の防衛戦争であったのか、
旅順攻撃を指揮した乃木希典が指揮官として本当に不適格であったのかは
昔から議論の種になっている。


今年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のように、初めから歴史などと
言うのもは全く無視して、面白おかしい歴史ドラマを目指したものなら、
ただ笑ってみていられるが、『坂の上の雲』の場合は娯楽番組として
観るのにはちょっと重すぎる感が有る。

特に国営放送による歴史ドラマは、その国の歴史観を形成すると言っても
過言では無い。
国営放送としては「坂の上の雲」にまつわる疑問や議論もしっかりと
番組の中に組み込んで放送する必要があると思うのだが。
  

2011年12月26日 Posted by igoten at 08:33Comments(0)その他