風に舞いあがるビニールシート

今日の朝の気温-7℃、道路の所々が凍結して
かなり危ない状況である。
まだまだ春は遠い。



森絵都 著

角田光代作の『対岸の彼女』への森絵都の解説があまりにも
素晴らしいので、代表作である『風に舞いあがるビニールシート』を
読んでみました。

これは短編集で第135回直木賞受賞作品である。
先ずは直木賞選考者、井上ひさしの評言。
「感服した。」「どの登場人物たちも、このところ流行の「自分探し」
という辛気くさい、不毛の蛸壺から這い出そうとしている。
そこがとても清新だ。」「小説技法はとても巧み、
それは、「ジェネレーションX」を読めば明らかだろう。」

と、べた褒めなのだ。
これはいけるかも知れないと私は勇んで読んだ。
その結果は「.......」なのだ。


表題である『風に舞いあがるビニールシート』は難民キャンプの
人々の命や尊厳の象徴である。

国連の難民事業に携わる里佳は、上司であるエドと恋愛し、
7年間の結婚生活の末、2年前に離婚した。
そのエドがアフガニスタンで死に、立ち直れないでいる里佳を、
アフガンでエドが救った難民の少女に会ったという記者が訪ねてくる。
       文芸春秋社ホームページより

この小説はたぶん普通の読者が思った通りに進行する。
要するに単純なストーリーなのだ。
そしてこめられた情熱も単純な気がする。
水戸黄門を見て涙を流す人にはお勧めかも。(笑

井上ひさし、昭和9年生まれか 。。。。。

この小説を読んで不覚にも涙を流した人、ごめんなさい。


  

2013年01月16日 Posted by igoten at 08:15Comments(0)読書