心配と不安



私も心配ばかり
していましたよ。
不安と言うものは、
消えないんです


『プロ論。』 堺屋太一(作家)


著書の『油断』なんか読んでいたから、この人が経済企画庁長官に
なった時は、かなり期待したんですが、結局はどうだったんでしょうかね。
作家としてはともかく、政治家としてはいまいちだったんじゃないかなと
私は考える。

経済学者の中には経済の発展を人間の幸福の希求(ききゅう)と
同一視している人がいますが、これは明らかな誤謬(ごびゅう)です。

人間の幸福と経済発展とは別次元であり、過度の貧困が
不幸のもとになると同じように、過度の経済発展も
人々の不幸のもとになるのです。

「不安と言うものは、消えないんです」
結局人間は最後には死んでいくものです。
だから今がどんなに豊かでも、不安が消えないのではないかと、
私は思うのだ。

持てば持つほど、失う時の恐怖がつきまといます。
結局死んでゆくときは何も持っていけないのだから。

  

2013年01月03日 Posted by igoten at 08:12Comments(3)読書