崩壊するもの

ブログが書けなくなった。
『スクラップアンドビルド』と言う言葉が有る。
古くなった建物を一度すっかり解体して、
新しく建てなおす時などに使われるが、
少し前までは会社の組織や予算などを再構築する時に
良く使われた。
今回の大地震は自然よる大規模なスクラップアンドビルド
なのだが、壊れたものは建物などの構築物だけではなく、
日常我々が意識しないシステムや社会制度も、
崩壊を余儀なくされた。
日本で水不足が起こるなどといったい誰が予想しただろうか。
新幹線が走り高速が整備された。
物事は完成に近づけば近づく程エネルギーが蓄積されて、
崩壊の危険に直面する。
そのもっとも顕著なものは原子力発電である。
科学の粋を集め、安全に安全を確かめながら強固に
構築されたシステムも高度に蓄積されたエネルギーの
崩壊の呪縛には勝てないとエントロピーは教える。
そもそも原子力発電はエネルギーを集中させて、
物質の元となる元素そのものを破壊するシステム
なのだが。
人間が作った物が自然から離れれば離れるほど、自然は
そのエネルギーを取り崩し、元の自然に返そうと試みる。
そして長い目で見ると、人間はその力にあがらうことは
出来ない。
スクラップされたシステムをビルドするには、上手に自然を
取り込みながら、一時的なエネルギーの集中が起こらない
システムを構築する必要がある。
今回の地震にみまわれた所はどちらかと言うと日本の
中心部ではない遠隔部である。
しかし実際のエネルギーの集中大都会に偏在する。
忘れてはならないことはエネルギーの高い所ほど、
崩壊の危険が増すと言うことで有る。
今回の地震は痛烈なそのことに対する警告に
私は思えてしまうのだ。