人はどこまで耐えられるのか
この本に関して書くのは2回目である。
人はどこまで過酷な状況に耐えられるのだろうか?
スターリン時代のソ連のシベリアの強制収容所の日常を
作者の体験をもとに書いた、渾身の小説である。
-30°Cの極寒の地、暖房は勿論のこと、殆ど食べる物が無い。
ここに流された人々は、毎日どのように少しでも食料を確保するか、
どの様に重労働から逃れるか、そのことにきゅきゅうとしながらも、
力強く一日々を生き抜いていく。
この小説は、人間の極限の生活をユーモアを交えて書いている。
苦しいとはどういうことなのか、困ったとはどういうことなのかを
現代の我々に教えてくれるのである。