柿かリンゴか

愛読書の『男のポケット』の表紙絵、著者は丸谷才一著で、
このイラストを描いたのは和田誠である。
こういった絵は簡単そうに見えても、素人のには絶対書けない。
ニュートンが落ちるリンゴを見ながら寄りかかっている木を、
ワシントンとおぼしき少年が切り倒そうとしている。
まあ、ワシントンが切ったのは桜の木なんだけどね。
あの話も結構嘘っぽいよね。
大体なんでワシントン少年は桜の木なんか切ったんだ。
しかもこの少年、桜の木を切ることに少しの罪悪感も
感じていない。
罪悪感が無いのだから、父親に自分が切りましたと言えるはずで、
こんなのはちっとも偉くは無い。
まあ後の人が作った話なんだろうけど。
さて一方のニュートンだけれども、この話も相当に臭い。
と言うのは私に家の近くには沢山リンゴ畑が有るのだが、
私は生まれてこの方一度もリンゴが木から落ちるのを見たことが無い。
確かにリンゴだってなったまま長時間放置しておけば落ちるはずだけど、
何でそこまでリンゴを放置しなければならないのだろうか。
しかし柿なら結構落ちる。
熟した柿はぽたぽた落ちる。
多分あれは柿だな、柿にしておこう。
ということで本の内容が全く無い書評となった。
この本は夕刊フジのコラムの短編集でなんと昭和50年の
連載だそうで、毎日毎日書かなくてはならず、丸谷才一の
難行苦行の産物だということ。
夕刊フジのコラムと言えば、筒井康孝の「狂気の沙汰も金次第」
というのもあった。
これも毎日書き続けることの大変さをもじったものだが、
本職でも毎日書くということは大変なのだから、
ましてや素人が毎日ブログに書くなんてことはほんと大変だな。
地区の役員の会合も嫌になる程しょっちゅうあるし...
2011年07月11日 Posted by igoten at 07:43 │Comments(2) │読書
初泳ぎ

梅雨明けの川辺、豪雨の影響で川の水が濁っている。
しかしコタはもう泳ぎたくてうずうず。
なんたって暑いもんね。
そこでもう少し位水が濁っていてもいいや、と言うことで
初泳ぎとなった。
昔川で泳いだ頃は、川の水が濁っていると結膜炎になるので、
泳いではダメと言われたが、犬は水に顔をつけないから、
大丈夫だ。

私もサンダルでじゃぶじゃぶ水の中に入って行ったのだが、
水が濁っている為に深さが分からず、危うくカメラを持ったまま
すってんころりんするところであった。
しかし川辺は良いね、涼しい風は吹いているし、鳥が鳴いていたり、
川のせせらぎが聞こえたりして。
2011年07月10日 Posted by igoten at 08:00 │Comments(2) │その他
帰ってきた

チーヤンが帰って来た。
夕方私が家に帰る頃、庭にやって来て、餌をやると30分位食べてから、
何処(いずこ)ともなく帰って行く。
時々二羽で来る、一羽は目の周りが赤く、足も少し赤い。
オスのキジバトは繁殖期には目の周りが赤くなると言う。
この鳩は少し肩の部分が尖っていて目つきも鋭く、
私が近づくとすぐ逃げる、チーヤンでは無い。
もう一羽は全体に丸みを帯びて、顔も優しい。
私がかなり近づいても逃げない、間違いなくチーヤンである。
やはりチーヤンは雌バトであった。
柿の木に巣を作ったハトはこの2羽のハトより一回り大きくて、
巣には既に雛が居て、時々雛のお尻が見える。
この鳩はチーヤンでは無かった。
2011年07月09日 Posted by igoten at 08:00 │Comments(7) │キジバトの飼育
いくじなし

6:51 松本発新宿行の特急あずさに乗り込み、何時ものように
爆睡モードに入ろうとするが、すぐ後ろに座った男女の高校生の
話声がうるさくてなかなか眠れない。
しかもその高校生、反対側の窓際同士で話しているのだ。
私の後ろに座った男子高校生と私との距離はおよそ1m、
その男子高校生と反対側の窓側に座った女子高校生との
距離はおよそ3m。
音圧は距離の二乗に反比例するので、男子高校生の声は、
女子高校生に聞こえる音圧のなんと9倍で私の耳に入ってくる、
これはもう眠るどころのさわぎでは無く、聞きたくもない高校生の会話に
つき合わされるはめとなった。
その高校生たちは上諏訪か下諏訪のどちらかで下車したのだが、
特急列車で通学している高校生ってのは、いったいどうなっているのか。
と言うか、松本から諏訪方面の高校に通学すると言うのは昔はなかったが、今は有りなのか。
特急の場合は乗車券の他に最低でも1200円以上の急行券が必要である。
テストがなんじゃらかんじゃらと言っていたので、多分その日だけのことだとは
思うのだが、今の高校生はリッチだな。
さてわたしの場合は荻窪駅まで行く。
この場合列車の乗り換えには2つの選択肢があって、立川駅で下りて
中央線の快速で荻窪駅まで行く方法と新宿まで行って、中央線の快速で
荻窪駅まで戻る方法である。
いつもは立川駅で下車して特快に乗り継ぎ荻窪駅まで行くのだが、この電車
ギュウギュウ詰めで、20分の乗車時間は慣れない者にとっては結構つらい。
そこで昨日は新宿駅まで行って荻窪駅まで戻ることにした。
こうすれば新宿駅までは座っていけるし、新宿駅から荻窪駅はたとえ
立ったとしても10分程度なので楽だ。
ただし所要時間は新宿駅経由の方は15分程度余分にかかる。
しかし立川駅でで驚いたことに、かなりの人数が乗車してきた。
立川駅から新宿駅までは特急券だけでも1050円かかる。
立川ー新宿間は特急あずさの方が快速電車より10分程度早く到着する。
更にあずさの場合は殆ど座っていけるので特急列車を利用すると思うのだが。
一昔前はこんなところで乗り込む人は居なかった。
八王子を過ぎると座席の半分くらいが空いたものだが、昨日の場合は
驚いたことに立川駅で満席となり、座れない人が出たのだ。
私の通路を挟んで反対側の男性は、私と同じく松本駅から乗り込み、
窓際に座り通路側の横の席に荷物を置いて爆睡していた。
立川駅で満席となったのだが、まず中年の男性がその荷物の席を見つけた。
しかし爆睡の男性に声をかける勇気が無いのか、恨めしそうにちらりと見ただけで、
仕方なくその席の横に立って携帯電話を見はじめた。
しばらくして、他の車両から若い男性が移動してきた。
その男性は荷物の置いてある席を見つけて、寝ている男性に2回ほど声をかけたが、
寝ている男性は一向に起きる気配がないので、諦めて中年の男性の横に立ち
こちらも携帯電話を見はじめた。
やがて列車は動き出す。
すると今度は他の車両から若い女性が移動してきた。
若い女性もその荷物の席を見つけて、寝ている男性に声をかけるが、
もちろん男性は起きない。
女性はもう一度声をかけるが男性はやはり起きない。
と、女性は何と寝ている男性の肩に手をかけて揺すって起こしたのだ。
結論、勇気のある順。
若い女性 > 若い男性 > 中年のおじさん
予想される結果だが、中年のおじさんは本当にいくじなしだな.. TT
ところでもしここに中年の女性が居たらどうなったのだろうか。
1、初めから肩をたたいて起こす。
2、勝手に荷物を網棚に載せる。
3、寝ている男性の足を蹴飛ばして起こす。
今度私は寝たふりをして試してみようか。
2011年07月08日 Posted by igoten at 08:20 │Comments(2) │その他
右に出ろ!
言葉無き政治家と耳無き国民

松本龍がどんな人物か知らないが、私はこういう人間が
嫌いでは無い。
本当に心に毒を持った人間はあんなしゃべり方はしない。
優しく微笑みながら話す人より、粗野で乱暴な言葉使いをする人のが
誠を持っている場合もあるのだ。
大臣が何も仕事をしないまま辞めるってのは最悪ですね。
マスコミはこういう人間を攻撃することが好きだ、話題性があるし、
隙だらけだから攻撃がしやすい。
「これはオフレコだ」なんて言ったのは冗談じゃないか、いつから
日本人は冗談が通じなくなっちゃったんだろう。
松本氏は5日午前の閣議に先だって首相に会い、
「真意は別として、発言の表現で被災者の心情を結果として傷つけた。
国会運営をはじめ、内閣に迷惑をかける。
スピード感を持って進めなければならない復興に
マイナスの影響を与えかねない」と辞意を伝えた。
イギリスBBC の解説には笑った。
日本人の多くは血液型がその人の人格形成にかかわっていると信じている。
B型は人とうまく行かないと言われる血液型で、少なくとも松本龍の場合は
その通りだと証明された。
だって。
B型の人は松本龍を応援しなければいけなかったかな。
日本人のやってることは海外の人にはわからないのだ。
日本人にだってわからないからね。
2011年07月06日 Posted by igoten at 08:01 │Comments(2) │新聞記事
サツマイモがヤバイ


どうもサツマイモがいけない。
植えた苗のうち1/3は枯れた。
残りの1/3は瀕死の重傷で、最後の1/3は、元気だが小さい。
原因ははっきりしている、苗を頼んでおいたのに忘れていて、
取りに行った時は既に枯れかかっていたのだ。
急遽サツマイモを集中治療室扱いにして、周りの草をきれいに取り、
追肥をやって更に水をかけておいた。
ジャガイモはとても元気で青々している。
でもジャガイモでは焼き芋は出来ないし。
さてどうなるか、結果報告は秋に。

ダリアの花が咲き始めた。
ダリアは花も良いのだが、蕾もなかなか良い。
”若いうちが花”だとか”忙しいうちが花だ”とかいう場合に、
"何々のうちが花だ"と言う言葉を使う。
花も咲いてしまうと、雨なんかにあってすぐに色あせたり、
風で花びらが散ってしまったりする。
そこで、
”花も蕾のうちが花だ”
と言ってみたが、この言葉は何か変だな。
2011年07月05日 Posted by igoten at 07:50 │Comments(4) │その他
麦秋

麦秋(ばくしゅう)は夏の季語ですが、いったいいつ頃の季節なんでしょうね。
もう、ちょっと遅い気がしますが、安曇野はまさに麦秋です。
小津安二郎監督の『麦秋』と言う映画が無かったら、麦秋なんて言葉は、
知らずにいたかもしれない。
あれはいい映画だったな。
どういうわけか最近やけに米から麦に転作する人が増えて、
広い所で田んぼを見渡すと1/3か1/4位の田が麦畑になっている。
ここ安曇野は米どころなのにちょっと寂しい気がするのは私だけだろうか。
田んぼがだんだん少なくなってくると、カエルなんかどうするんでしょうか。
そうでなくてもツボカビ病なんかで少なくなってきているし。
今までやって来た農業なんかを突然止めたり、森林整備なんかをしなかったり
するのを”消極的環境破壊”と呼びます。
山の木を切り倒して燃やしてしまうのとは、殺人と死体遺棄位の
違いはあるのだが、やはりある種の環境破壊と呼べるのかな。
もちろん”消極的環境破壊”と言う言葉は私の造語ですが。
しかし夏の安曇野には刈り取られた麦の畑は似合わない気がする。
2011年07月04日 Posted by igoten at 07:43 │Comments(3) │その他
モズよ暑くも

野菜が5cm伸びると、雑草が10cm伸びる。
野菜が10cm伸びると、雑草が30cm伸びる。
計算が合わない、そう雑草は法則無に伸びるのだ。
2週間前すっかり除草した畑を前に、気持ち良さそうに
深呼吸していたが、今日は雑草に埋もれた畑を見て放心状態なのだ。
休みに日は8時前は起きないことにしているのだが、今日は特別に
6時半に起きて草退治に打って出た。
世の中に絶えて雑草の無かりせば、初夏の心はのどけからまし
もちろん伊勢物語、在原業平の句のパクリである。
世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
歌のパクリは全く問題は無い、昔は優雅なこととされていた。
しかし『雑草』の文字の座りが悪い、3文字で雑草を表す言葉は無いのか
などとつまらんことを考えながら草をむしっていたら、モズが「ぎちぎちぎち」と鳴いた。

モズよ暑くも鳴くじゃねえ、おっさんはもっと暑いだぞ
追肥をやるとそこだけ雑草が盛り上がって見える。
追肥をやった場所の雑草の高さと、やらない所の雑草の高さを
比較すれば、どの位追肥が有効なのか分かるかも。
ただし葉物に限るな。

白い芙蓉と赤い芙蓉が咲いている。
しかし私は芙蓉の蕾が一番美しく見える。
缶ビール2本で完全に酔っぱらってしまった。
何を書いているのか自分でもよくわからない。
でも投稿予約してしまう。
2011年07月03日 Posted by igoten at 08:08 │Comments(2) │その他
蛍

昨日裏庭で蛍をみた、何年ぶりだろう。
まだ他にも沢山いるんじゃないかと思って目を凝らしてみたが、
見えたのは一匹だけであった。
蛍も仲間を呼ぼうとして光る訳だから、一匹じゃ寂しい。
ゆく蛍 雲の上までいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ
「伊勢物語」 在原業平
深窓の令嬢が、ある男に恋をして、心の中を打ち明けやうとしたが
それもままならないうちに、恋の病で死んでしまう。
それを聞いた男は驚いて、その家に留まり女を物憂く偲い歌を詠む。
蛍よ、もし雲の上まで飛んで行けるのなら、死者の国に住むと言う
あの雁にもう秋風が吹いて、雁が飛んでくる季節になっていると
伝えてほしい。
雁が来たら私の思いを雁に託すことが出来るのだから。
『蛍が消えてしまったあとでも、その光の軌跡は僕の中に
長く留まっていた。
目を閉じた厚い闇に中を、そのささやかな光は、まるで行き場を
失った魂のように、何時までもさまよいつづけていた。
僕は何度もそんな闇の中にそっと手を伸ばしてみた。
指には何も触れなかった。
その小さな光は、いつも僕の指のほんの少し先にあった。』
『蛍』 村上春樹
蛍は来年も又来てくれるだろうか。