夜長

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最近は忙しい為か、何か新しい本を読もうとする
意欲がわかない。
そこで今まで読んだ本を再読している。

本の再読と言うのはとても重要なことであると私は思うのである。
良い本と言うのは読む度に何か新しい発見が有る。
そして何より重要なことは、はずれが無いと言うことである。

今回は、庄野潤三の「プールサイド小景・静物」を読んでいる。
たぶんこの作者を知っている人は相当少ないだろうし、読んだこと
となると、殆どの人がNOだろう。

この本は、何処にでもいるようなサラリーマンの平凡な家庭の平和が、
いかに壊れやすいものか、それを緻密な情景描写で書いている。
この短編集の底辺に流れるのは人間の悲しさであろうが、
読めば読むほどわからなくなるような、難しい作品である。

なおこの本は村上春樹の「若い読者のための短編小説案内」
に詳しい解説書が載っているが、こちらの解説書は、超難解であって、
2冊を読み比べながら理解しようとすると、1か月位かかりそうである。
まあ、秋の夜長だからね。


  

2012年10月05日 Posted by igoten at 08:12Comments(0)読書