人生の免疫
不平等で、不公平で、
偶然が評価や成功を
左右するのが、世の中だと
うけいれればいい
『プロ論。』 中島義道(電通大 教授)
中国韓非子に『余桃の罪』と言う格言がある。
戦国時代、衛の国に弥子瑕(びしか)という美少年がいた。
衛君はその弥子瑕をたいそう可愛がっていました。
ある時、弥子瑕が桃を食べたところとても美味だったので、
その食べかけの桃を王に差しだしました。
衛君は「美味しいものは誰でも食べたいものだが、
美味しい桃を食べれば、私に食べさせたいと思うとは、
なんと私を思う心の篤いことか」と喜びました。
しかし月日が経って、弥子瑕の容姿が衰えると、
「自分の食いかけの桃を私に食べさせるという無礼をはたらいた」
と言うことで罰せられました。
会社でもそうなんだが、同じことをしていても、時によって
評価が異なる。
要するに不条理がまかり通る。
この中島義道が言う不平等、不公平より私は
不条理の方がはるかにつらいと思うのだが。
かれは言う、「努力すれば報われる」は幻想だと、
そして、「失敗は人生の免疫である。味わい尽くし
分析せよ」と。
人生の免疫か、私にはたくさんの免疫が有るな...