人生の免疫



不平等で、不公平で、
偶然が評価や成功を
左右するのが、世の中だと
うけいれればいい

『プロ論。』  中島義道(電通大 教授)

中国韓非子に『余桃の罪』と言う格言がある。

 戦国時代、衛の国に弥子瑕(びしか)という美少年がいた。
 衛君はその弥子瑕をたいそう可愛がっていました。
 ある時、弥子瑕が桃を食べたところとても美味だったので、
 その食べかけの桃を王に差しだしました。
 衛君は「美味しいものは誰でも食べたいものだが、
 美味しい桃を食べれば、私に食べさせたいと思うとは、
 なんと私を思う心の篤いことか」と喜びました。
  
 しかし月日が経って、弥子瑕の容姿が衰えると、
 「自分の食いかけの桃を私に食べさせるという無礼をはたらいた」
 と言うことで罰せられました。

会社でもそうなんだが、同じことをしていても、時によって
評価が異なる。
要するに不条理がまかり通る。

この中島義道が言う不平等、不公平より私は
不条理の方がはるかにつらいと思うのだが。

かれは言う、「努力すれば報われる」は幻想だと、
そして、「失敗は人生の免疫である。味わい尽くし
分析せよ」
と。

人生の免疫か、私にはたくさんの免疫が有るな...
    

2012年10月27日 Posted by igoten at 08:02Comments(2)読書