どうしたものか

朝早く出社して、昨日やり残した仕事を一通り片付け、 ゆっくり朝のコーヒーを一杯と思っているところに いつもは会社の始まるぎりぎりに飛び込んでくるA君が 神妙な顔つきでやってきて、辞表を出しながらこういった。

「私の意見を聞いてもらえないので辞めます」と。

A君に事情を聞いてもどうも、もう一つ要領を得ない。
仕方がないのでその場は、とりあえず辞表は預かっておく。

そして後ほどA君の上司のB君を呼んで事情を聴く。

「おかしいな彼は会議の時なんかもほとんど 自分の意見は言わないし、最近意見が合わなかった などと言うことは有りませんが」
と言って彼は頭を傾げた。
そして「少し調べてみます」と言ってB君は出て行った。

やがてB君が「事情が少し判りました」と言ってやってきた。
B君の話だと、A君は今年会社の忘年会の幹事で、忘年会 を企画していたのだが、B君にO温泉郷のPホテルに 努めている友人がいて、不況でホテルに全然お客さんが 集まらない。
そこでB君の友人はB君に是非会社の忘年会を自分の 勤めるホテルでやってほしいと依頼したのだという。

B君は幹事でなのである程度忘年会の場所を決める権限が 有るので、そこで友達の依頼に二つ返事でOKをした と言うのである。

ところが「忘年会をPホテルで行います」と表示したところ O温泉郷は遠すぎるという意見がたくさん出され、もし Pホテルでやるなら欠席するという人が続出して、B君は 弱ってしまったとのことである。

私はB君の「辞表」を見ながらどうしたものかと 考え込むのである。

これは実際に有ったことを若干すじを変えて書いています、もしかして当事者が読んで これは俺のことだなんてならないように....
  

2009年12月15日 Posted by igoten at 07:12Comments(9)その他