危機13

私は色々考えていた、手術をするんなら日本でする方が良いのではないか、 しかしどうやって私は日本に帰ったら良いんだろうか。
実際にこの腰が痛い状態で30時間余り飛行機に乗っているのは不可能だった。
しかも私がここで日本に帰ってしまったら、溜まりに溜まった仕事はどうなる だろうか。
手術が失敗に終わって歩けなくなったらどうしようか。
小さい子供を連れてどうやってドイツから帰ったらいいのだろうか。
様々な不安が私の脳裏をよぎった。
やがて20分位して再び石田先生がやってきた。
「どうだね君、決心はついたかね?」先生は訊ねた。
私の決心はついていなかった。
そんな私を見て先生は私が全く思っても見ないことを 言ったのである。
そしてこの言葉によって私は手術を受けることを決心 するのである。
医師が患者に手術を勧める時にこれ以上説得力がある 言葉は他には無いだろうと思われる言葉を口にしたのである。
さて先生は何と言ったのだろうか?
(世界不思議発見ではないか)
多分誰にも当てられないと思うのだが.....
つづく。。。