海辺のカフカ

海辺のカフカ
村上春樹
この本の書評を書こうとして思わずうなってしまった。
この物語は完全にSFである。
しかし物語の結末がかなりあいまいであり、何回読んでも
この曖昧さは解消されそうも無い。
つまり正直に申し上げて、どうもこの本は私には
あわないのである。
では私が村上春樹の作品が嫌いかというととんでもない。
村上春樹の「若い読者のための短編小説案内」という書評
を読んで、その中の小島信夫の「馬」という短編の書評に
ほれ込んで、もう何回読んだかわからない。
今も毎日鞄に入れて毎日持ち歩いている。
しかも小島信夫の「馬」に関しても、初めは図書館で借りた
のだけれど、返してしまったあともう一度どうしても
読みたくなり結局ネットで新品を買ってしまい、この
「馬」をもかれこれ5回は読み直した。
これは全て村上春樹の書評を確認するためであり、多分
この「若い読者のための短編小説案内」の中の「馬」に
関しては私の最も好きな書評であると思われる。
まだある、村上春樹の「遠い太鼓」というエッセイを
やはり図書館から借りてきて読んだのだが、あまりの
面白さに、本を図書館に返した後、あわてて買ってしまった。
この本は今も私のベットの枕元にあり、寝苦しい時の子守
歌代わりとなっている。
つまり私は村上春樹のエッセイに関しては大ファンであり、
長編小説に関しては、「ノルウェイの森」を含め私は
あまり好きではないのである。
この本のファンの方ごめんなさい。