海辺のカフカ


海辺のカフカ
村上春樹

この本の書評を書こうとして思わずうなってしまった。
この物語は完全にSFである。
しかし物語の結末がかなりあいまいであり、何回読んでも
この曖昧さは解消されそうも無い。

つまり正直に申し上げて、どうもこの本は私には
あわないのである。

では私が村上春樹の作品が嫌いかというととんでもない。
村上春樹の「若い読者のための短編小説案内」という書評
を読んで、その中の小島信夫の「馬」という短編の書評に
ほれ込んで、もう何回読んだかわからない。
今も毎日鞄に入れて毎日持ち歩いている。

しかも小島信夫の「馬」に関しても、初めは図書館で借りた
のだけれど、返してしまったあともう一度どうしても
読みたくなり結局ネットで新品を買ってしまい、この
「馬」をもかれこれ5回は読み直した。
これは全て村上春樹の書評を確認するためであり、多分
この「若い読者のための短編小説案内」の中の「馬」に
関しては私の最も好きな書評であると思われる。

まだある、村上春樹の「遠い太鼓」というエッセイを
やはり図書館から借りてきて読んだのだが、あまりの
面白さに、本を図書館に返した後、あわてて買ってしまった。
この本は今も私のベットの枕元にあり、寝苦しい時の子守
歌代わりとなっている。

つまり私は村上春樹のエッセイに関しては大ファンであり、
長編小説に関しては、「ノルウェイの森」を含め私は
あまり好きではないのである。

この本のファンの方ごめんなさい。
  

2009年09月12日 Posted by igoten at 07:28Comments(5)読書