トラの住む国



事態が沈静化してきたのであえて書こう。

今回の『尖閣衝突事件』はまことに絶好のタイミングであった。

中国々と無節操に中国に進出した企業も、あらためて
チャイナ・リスクを認識しただろう。
ここまで中国がやるとは思わなかったというのが日本政府と民間企業の
本音であろう。
だからこそ絶好のタイミングだったのだ。

中国は日本を試そうとして自らの手の内を晒(さら)したのだ。
虎がチラリと牙を見せた、20年以上徹底した反日教育が成された
国が、日本にとっていかに危険か身に染みてわかったはずだ。

日本政府の弱腰を非難する記事が圧倒的に多いのだが私はそうは思わない。
中国政府は明らかにけしかけている、そのけしかけに乗ることはかえって中国政府の
思う壺なのだ。

10年、20年先を見据えて、志を深く秘め今は相手の意図をかわす、これが現在の
日本にとってのもっとも良策である。
私自身も何回か技術的なセミナーを中国で開いたが、我々の世代が中国に物造りの
ノーハウを教えてしまった罪は大きい。
しかしまだ遅くは無い、これからは何年かの間、静かにしかも確実に日本企業の
中国離れが始まる。

今回の事件で、レアメタルとかレアアースと言った資源がクローズアップされた。
しかし本当に怖いのは農産物の輸出制限である。
中国はどのような意図があるかわからないが、最近アメリカから大量のトウモロコシと
大豆を輸入した。
中国政府の発表とは違って中国の食糧生産は、国内需要に追い付かなくなっている
可能性がある。
そうなると中国政府は次々に日本に難題を突き付け、食料の輸出を禁止してくるだろう。

日本は中国からの食品の検査を厳しくして輸入を絞るべきである、それが将来の布石となる。
まずは生鮮食料品からだ。
国内の食料品の価格は上がるかも知れないが、我慢するしかないどうせデフレである。

日本が本格的に目指すはインド、ベトナム、ASEANだ。
超円高の今こそ絶好の投資のチャンスではないか。

日本にとって当面の目標はチャイナ・フリーである。
目標の定まった時の日本の強さをもう一度見せようではないか。

最後に日本の学校では今回の事件を正確に子供たちに教えるべきである。
  


2010年10月02日 Posted by igoten at 07:00Comments(6)その他