ハト戦争 初戦
「さてどうしたものか」私は考える。
「まずは音による威嚇だな」私は思った。
「ハトが集団で止まっている真ん中で爆竹を鳴らそう。
足元で爆竹が破裂すればそのすざましい音でハトたちは
恐れおののいて二度と同じ場所には舞い戻らないだろう。」
私にかなりの自信が有った。
そこでホームセンターで爆竹が調達された。
そして半田ごての先端を取り去ってヒーターを露出させ、
そのヒーターに爆竹の導火線がしっかりと結わえつけられた。
やがて長い延長ケーブルが半田ごてに接続され、その爆竹
付きの半田ごてはいつもハトが大量に止まっている建物の二階の
屋根の真ん中に置かれた。
この延長ケーブルの先を電気のコンセントに差し込めば、半田ごての
ヒーターが加熱し爆竹の導火線に火が付き、大量のハトの
足元ですざましい爆発が起こるはずである。
多分ハトの中の気の弱いものはその場で失神し、かろうじて飛び上れた
ものも、もうこんな危険な場所には二度と戻らないと決心するであろう。
仕掛けは上々で後はいけにえのハトたちがいつもの場所に止まるのを
待つだけである。
やがてハトたちが集まってきた。
十分ハトが集まったところで、「今だ!」私は勝ち誇ったように
叫んで、延長コードのプラグをコンセントに差し込んだ。
待つこと10秒、計算しつくされた装置は設計者の思惑どうりに
数個の爆竹に点火した。
すざましい音とともに爆発する爆竹、逃げ惑うハトたち、私は勝利を
確信した。
と、どうであろうか、爆竹の音に驚いたハトたちはてんでバラバラに
大空に飛び立つと、やがてそのまま大きな輪を書いて、元の
屋根に戻って来るではないか。
「な!なに、あいつらには耳は無いのか」思わず私は叫んだ。
初戦敗退の瞬間である。

餌をプラスチックの皿に分けるほんの僅かな音に反応して、
その辺を飛び回る我が家のチーヤンである。
「まずは音による威嚇だな」私は思った。
「ハトが集団で止まっている真ん中で爆竹を鳴らそう。
足元で爆竹が破裂すればそのすざましい音でハトたちは
恐れおののいて二度と同じ場所には舞い戻らないだろう。」
私にかなりの自信が有った。
そこでホームセンターで爆竹が調達された。
そして半田ごての先端を取り去ってヒーターを露出させ、
そのヒーターに爆竹の導火線がしっかりと結わえつけられた。
やがて長い延長ケーブルが半田ごてに接続され、その爆竹
付きの半田ごてはいつもハトが大量に止まっている建物の二階の
屋根の真ん中に置かれた。
この延長ケーブルの先を電気のコンセントに差し込めば、半田ごての
ヒーターが加熱し爆竹の導火線に火が付き、大量のハトの
足元ですざましい爆発が起こるはずである。
多分ハトの中の気の弱いものはその場で失神し、かろうじて飛び上れた
ものも、もうこんな危険な場所には二度と戻らないと決心するであろう。
仕掛けは上々で後はいけにえのハトたちがいつもの場所に止まるのを
待つだけである。
やがてハトたちが集まってきた。
十分ハトが集まったところで、「今だ!」私は勝ち誇ったように
叫んで、延長コードのプラグをコンセントに差し込んだ。
待つこと10秒、計算しつくされた装置は設計者の思惑どうりに
数個の爆竹に点火した。
すざましい音とともに爆発する爆竹、逃げ惑うハトたち、私は勝利を
確信した。
と、どうであろうか、爆竹の音に驚いたハトたちはてんでバラバラに
大空に飛び立つと、やがてそのまま大きな輪を書いて、元の
屋根に戻って来るではないか。
「な!なに、あいつらには耳は無いのか」思わず私は叫んだ。
初戦敗退の瞬間である。

餌をプラスチックの皿に分けるほんの僅かな音に反応して、
その辺を飛び回る我が家のチーヤンである。