猿だというのか



『朝三暮四(ちょうさんぼし)』という4文字熟語が有る。
『朝令暮改』と管総理が間違えて失笑を買った。

朝令暮改を知らなければかなり恥ずかしい思いをするだろうが、
朝三暮四を知らなくて総理失格と言うのはちょっと厳しいかもしれない。

朝三暮四は次のような故事から来ている。

昔宋の国に非常に猿と戯れるのが好きな狙公と言う男がいた。
この男は家族のことも放っておいて、猿を可愛がるものだから、
餌の時間になるといつも猿が寄ってくる。
ところがそれが原因で、ある日奥方から「猿の餌を減らしてくれないと、
子供たちの食べる物までなくなってしまう」と窘められてしまう。
困った男は何とか猿たちを籠絡(ろうらく)しようとし、一斉に呼びかけた。
これからは「朝にはトチの実を三つ、暮(ばん)には四つしかやれない」
と告げるも、猿たちは皆不満顔。
それならば「朝は四つ、暮は三つならどうだ」と言うと、合計七つと変わらないにも係わらず
猿は皆、納得してしまったのである。

そこから朝三暮四は、実質的には殆ど変わらないことを、
巧みに言いくるめて騙すことを言う。
       
デフレで企業業績が上がらないので企業減税を行うと言う、そしてその
財源は庶民の実質増税で賄(まかな)うと言う。
そんなことをすればなおさら購買力が落ちてデフレが進行し企業業績が
悪化することは目に見えている。

まさに『朝三暮四』である。
そう、国民は猿にされたのである。

  

2010年12月26日 Posted by igoten at 07:00Comments(4)その他